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2024年度に「デジタル教科書」本格始動 BenQは日本の電子黒板市場でどう戦う?(2/3 ページ)

2024年度から2025年度にかけて、小学校~中学校課程において英語科の電子教科書が「主たる教材」に位置付けられる。その影響で、今後電子黒板や大型ディスプレイの導入/置き換えが急速に進むと思われる。そんな中、教育用の電子黒板や大型ディスプレイでも一定のシェアを持つベンキュージャパン(BenQ)が自社製品の特徴を紹介するイベントを開催したので、その模様をお伝えする。

BenQの電子黒板はどのように使われている?


キャピタル東京インターナショナルスクールのドゥガン・ヒンチー校長

 続けて、BenQの電子黒板を実際に使っている学校を代表して、キャピタル東京インターナショナルスクールのドゥガン・ヒンチー校長が登壇し、「BenQ電子黒板で新しい学びのスタイルを」と題するプレゼンテーションが行われた。

 キャピタル東京インターナショナルスクールでは、BenQの電子黒板のHDMI出力端子を活用しているという。HDMI出力端子に入力された映像をそのまま出力しているのだが、複数台用意してデイジーチェーン(数珠つなぎ)をすることで、後方の席でも同じ映像を見やすくできて重宝しているという。

 ヒンチー校長は、学校で利用する電子黒板に求められるキーポイントとして「可動式であること」「画面の角度や高さ、位置の調整ができること」「他の電子黒板やディスプレイとデイジーチェーンでつなげることや入力端子が豊富なこと」を挙げ、BenQの電子黒板はこれらを全て満たしていると評価する。

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ヒンチー校長の話を聞く限り、BenQの電子黒板にあるHDMI出力端子は非常に重宝しているようだ

教師のノートPCや文章プロジェクターの映像をBenQの電子黒板につないで、その映像をHDMI出力端子で他の電子黒板に映し出しているという

ヒンチー校長が「学校で利用する電子黒板」に重要だと考えるポイント

もちろん、電子黒板としてペンによる書き込み機能も活用している

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