税込み10万円以下で買えるモバイルPCを少ない金額でパワーアップ! メモリやストレージを強化して分かったこと(3/3 ページ)
マウスコンピューターの「MousePro C4-I3U01BK-A」は、14型の液晶ディスプレイを備えたビジネス向けモバイルPCだ。税込みで10万円を切る抜群のコスパの実機をベースに、パーツを換装してスペックを強化してみた。
Windows 10→Windows 11にアップグレード
MousePro C4-I3U01BK-Aの標準構成では、プリインストールOSとしてWindows 11 Proが適用されている(評価機はWindows 10 Proだった)。BTOではWindows 11 Pro/Homeの他に、Windows 11 Proのダウングレード権を利用した64bit版Windows 10 Proも選択できる。
これは、Windows 11 Proのライセンスを保持しながらWindows 10 Proを利用できる権利で、いつでもWindows 11 Proに追加費用なしでアップグレードを行える。現状、企業ユーザーは多くがWindows 10での運用なので、将来的なアップグレードを無料で行えるのはメリットだろう。
テスト結果は、CrystalDiskMarkを除いて5%前後のダウンとなっており、OSのリリース当初か見られた傾向が最新バージョンの22H2でも続いていることが分かる。
以上、メモリやSSD、さらにはOSをバージョンアップしてテストを行ってきたが、メモリやSSDのパワーアップは少ない金額で大きな効果を得られるのが分かった。ノートPCのパーツ交換は細かい作業が必要で、メーカーの保証が受けられなくなるリスクが伴うものの、試してみるだけの価値はある。
MousePro C4-I3U01BK-Aは標準で3年間のセンドバック修理保証が付帯し、24時間365日の電話サポートに対応しながら、標準構成で9万4600円とコストパフォーマンスは高い。
将来を見越したベースモデルとしてリプレースするのもあり、古くなった手持ちのPCを更新するのもありと、プレーンなモデルだけに柔軟な対応ができるだろう。
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