片手で持てる超小型デスクトップPC「mouse CT6-L」をホテルで使って分かったこと(1/2 ページ)
マウスコンピューターの「mouse CT6」シリーズは、片手で楽に持てる超小型ボディーが特徴のデスクトップPCだ。今回はコンパクトなボディーを活用すべく、出張先のホテルで利用してみた。
「mouse CT6-L」は、マウスコンピューターの個人向けデスクトップPCの中で最も小型な容積約0.83Lのボディーを誇るモデルだ。ボディーサイズは、約194(幅)×153(奥行き)×28(厚さ)mm、重量も実測590gと、リアルな単行本程度のサイズと重量に収まる。
6コア12スレッドのRyzen 5 5500Uを採用し、標準でメモリは16GB(PC4-25600/8GB×2)、ストレージは256GBのNVMe SSDを搭載する。1000BASE-T対応の有線LANに加え、無線LANはWi-Fi 6に標準で対応し、Bluetooth 5.2も利用可能だ。
フットワークの軽さを生かしてテレワークでも活用
あるときは在宅で、あるときは出社で、または出先でと日々働く場所が異なるハイブリットワークでは、会社から支給されたノートPCを利用するケースが多いだろう。しかし、ノートPCは画面のサイズや解像度、キーボードやタッチパッドなどの入力環境が決め打ちで、なかなか好みの環境を実現することができない。
その点、デスクトップPCならオールインワンの持ち運びやすさはノートPCにかなわないものの、それ以外の部分は柔軟にカスタマイズ可能だ。しかも、mouse CT6-Lのような片手サイズなら、ACアダプターやケーブルなどの荷物を含めても外に持ち歩くことができる。
製品単体のレビューは別記事で紹介しているので、ここでは出張先のホテルで普段の業務をこなせるかを試してみた。
→・片手で持てる0.83Lの小型ボディー! 6コア12スレッドCPUに強化した超小型デスクトップPC「mouse CT6-L」を試す
約28mmの薄さが際立つ。前面にUSB 3.2 Gen 1 Type-CとUSB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 2.0を2基ずつ、SDメモリーカードスロット(UHS-I対応)を用意する(左)。背面には2基のUSB 3.2 Gen 1 Type-A、HDMI出力、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)の各端子を備える。1000BASE-T対応の有線LAN、ヘッドフォン出力、マイク入力端子、セキュリティロック・ポートも並ぶ
モバイル向けのデバイスで環境を構築
筆者の場合、PCを使った日々のやりとりといえば、担当者とのビデオ会議、写真撮影、ExcelやWordなどを使った書類や原稿の作成がメインだ。その点、mouse CT6-Lならこれらの作業も無理なくこなしてくれるはずだ。
今回利用した機材は、mouse CT6-L以外に小型キーボードのロジクール「MX KEYS MINI」と、同じくロジクールの小型マウス「POPマウス」(M370)、そして15.6型のモバイルディスプレイ「CIO-MBMN1080P」を用意した。
さらにビデオ会議用にMAXHUBの4Kカメラ「UC W21」と、マイク兼スピーカーとしてJBLの完全ワイヤレスイヤフォン「JBL Tune Flex」を使った。
本来であれば、ホテルに据え置きされている液晶TVに接続してデュアルディスプレイ環境で作業を行いたかったが、古くて小型の液晶TVで色にじみもひどかったため、今回はビデオ会議の映像を液晶TVに映す場合にだけ利用し、書類や原稿の作成はシングルディスプレイで仕事をこなした。
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