VESAマウント対応で実売2万円台前半のモバイルディスプレイ「CIO-MBMN1080P」を試す:モバイルディスプレイの道(1/2 ページ)
CIOの15.6型モバイルディスプレイ「CIO-MBMN1080P」は、標準でVESAマウントに対応したユニークな製品だ。実売で税込み2万2000円を切る価格面でも魅力的な本製品をチェックした。
CIOの「CIO-MBMN1080P」は、15.6型のモバイルディスプレイだ。このサイズのモバイルディスプレイのトレンドを一通り押さえつつ、実売価格が税込み2万1780円(原稿執筆時のAmazon価格)というリーズナブルな価格設定が特徴となる。
見た目は一般的なタイプながら、他にはない特徴がいくつかあるこの製品について、どのような製品なのかをチェックする。
- モバイルディスプレイ特集
【第1回】14型モバイル液晶「ThinkVision M14」を試す
【第2回】実売2万円前後とお得な15.6型の「PM161Qbu」を試す
【第3回】タッチ操作に対応した15.6型の「Vinpok Split」を試す
【第4回】15.6型液晶「Xtendtouch XT1610F」はモバイラーの救世主となるか
【第5回】15.6型で4K解像度対応の恵安「KIPD4K156」を試して分かったこと
【第6回】MSI初となるモバイルディスプレイ「Optix MAG161V」を試す
【第7回】USB Type-C接続専用のASUS「ZenScreen MB16ACE」を試す
【第8回】13.3型と小ぶりなアイ・オーの「LCD-CF131XDB-M」を試す
【第9回】大迫力の17.3型モバイルディスプレイ「ROG Strix XG17AHPE」を試す
【第10回】13.3型モバイルディスプレイ「UQ-PM13FHD」は完成度の高い一品
【第11回】実売2万円台で全部入りの13.3型「EK-MD133」をチェック
【第12回】コスパ優秀の15.6型モバイルディスプレイ「LD16W61」を試す
【第13回】レノボのペン付き「ThinkVision M14t」はどんな用途に使える?
【第14回】VESAマウント対応のモバイルディスプレイ「CIO-MBMN1080P」を試す←本記事
【番外編】予算1万円で300グラムのモバイルiPad Retinaディスプレイを作ってみた
モバイルディスプレイながらVESAマウントに対応
画面サイズは、現在のモバイルディスプレイで主流の15.6型だ。画面解像度は1920×1080ピクセル、視野角は上下/左右ともに170度、コントラスト比は1000:1、IPS方式の液晶で、パネルはノングレアとなっている。タッチ操作には非対応だ。
本製品にはマグネット吸着式のカバーが付属しており、組み変えることでスタンドとして利用できる。角度を2段階で変更可能なのは他社製品と概ね同様だが、本体の下に敷く面のフットプリントが広めなのはマイナスだ。取り扱い説明書の図解とは異なるが、先端部分を下に折り返した方が、コンパクトに設置できてよいだろう。
重量は、公称値で本体が約890g(実測は約885g)、カバーは約390gで、合計は実測約1279gと、15.6型の製品としてはやや重い。推測だが、これはボディーに他社製品によくあるプラスチック系の素材ではなく、アルミ合金を使っているのが理由ではないかと思う。強度面ではアドバンテージがありそうだが、もう少し軽い方が扱いやすかったのは事実だろう。
こういったモバイルディスプレイには珍しく、VESAマウント用の穴(75mm)が背面に用意されている。購入後にワークスタイルの変化などで本製品を持ち歩かなくなった時に、ディスプレイアームに取り付けて据え付けで利用できるのはありがたい。こうしたVESAマウント製品には本格的なスタンドもあるので、それらと組み合わせるのもありだろう。
早速、PCに接続してみよう、
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