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税込み10万円未満で買えてハイブリッドワークに適応! 堅実志向の14型ビジネスモバイルPC「MousePro-NB211F」を試す(1/4 ページ)

マウスコンピューターの「MousePro-NB211F」は、14型の液晶ディスプレイを備えたビジネス向けモバイルPCだ。税込みで10万円を切る抜群のコスパを備えた実機をチェックした。

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 「MousePro-NB2」シリーズは、マウスコンピューターのビジネス向けブランド「MousePro」に属する重量が約1.35kgの14型ビジネスモバイルPCだ。

 現代のWindows 11/ハイブリッドワーク環境にも適応できる実用的な装備と、導入コストの低さが最大の特徴に挙げられる。CPUの違いで3種類のバリエーションがあるが、Core i3-1115G4を搭載する「MousePro-NB211F」ならば、送料込みの金額が9万7680円(税込み、以下同様)と、10万円を切る価格から購入可能だ。

 今回は、そのMousePro-NB211Fの標準構成ベースの評価機を入手した。性能や使い勝手などをチェックしていこう。

マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
マウスコンピューターのビジネス向けモデルPC「MousePro-NB211F」は、標準構成で10万円を切る価格で買える14型モバイルPCだ。ビジネスクライアントとして実用的な性能を持ちつつ、指紋センサーなどハイブリッドワークにも適応できる仕様となっている

持ち運びやすい14型のボディーでUSB PDにも対応

 ボディーサイズは約324.9(幅)×219.5(奥行き)×19.7(厚さ)mm、重量は公称値で約1.35kgだ。特別に薄くて軽いというわけではないものの、持ち運べるサイズと重量に収まっている。ボディーはカッチリとタイトに組まれており、頑丈さにも不安はない。

 公称のバッテリー駆動時間は約10時間だ(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)。ACアダプターも小型軽量なので、一緒に持ち運ぶのも苦にならない。

 付属のACアダプターは独自端子だが、USB PD(Power Delivery)に対応したUSB Type-C端子も備えており、USB PDに対応した汎用(はんよう)のACアダプターやモバイルバッテリーも利用できる。

 BTOメニューでは、マウスコンピューターオリジナルの100W対応USB PD対応ACアダプターに加え、より小型となる最大65WのUSB PD対応ACアダプターも同時購入できるオプションとして用意されている。

マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
ボディーはシャープなラインですっきりとした形状にまとめられている
マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
底面の左右手前側にステレオスピーカーを内蔵する
マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
バッテリー容量は49Whと、しっかりした容量を備える。公称の駆動時間は約10時間だ(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)
マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
付属のACアダプターは45W仕様だ。実測のサイズは約40(幅)×95(奥行き)×26.5(厚さ)mm、実測重量は199gと小型で軽量にまとまっている。端子は独自形状だが、USB PD対応のACアダプターも利用できる
マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
BTOメニューでは、マウスコンピューターオリジナルのUSB PD対応ACアダプター(最大100W)に加え、より小型のUSB PD対応ACアダプター(最大65W)も選択可能だ
マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
バッテリー寿命を延ばすための設定が行える「バッテリーマネージャー」ユーティリティーも導入済みだ

ビジネスクライアント向けの基本スペック

 CPUは、Core i3-1115G4を搭載している。第11世代のCore i3で2コア4スレッドという仕様だけに用途は限定されるが、オフィスアプリを利用しての事務的な作業、テキスト入力/編集中心のビジネスクライアントとしてならば十分快適に使えるだろう。

 メモリとストレージはBTOでカスタマイズ可能だ。標準ではメモリが8GB、ストレージがPCI Express SSDを256GBというミニマムな構成だが、メモリは最大64GBまで、ストレージも最大2TBまで搭載可能で、PCI Express 4.0 x4対応の高速SSDも選べる。

 メモリが8GBの場合はシングルチャンネルアクセスとなって描画性能にも影響が出るため、「税込み10万円以下」にこだわらないのであれば、メモリは16GB以上に、ストレージも512GB以上に増やしておいた方が後で困らずに長く使えるだろう。

マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
CPUは第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake-UP3)のエントリーモデルであるCore i3-1115G4を搭載する。Core i7やCore i5を採用したモデルも用意されている
マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
ストレージは標準で256GBのSSD(PCI Express/NVMe)を搭載する。評価機ではADATA SX6000PNPを備えていた
マウスコンピューター MousePro-NB211F ビジネス向け モバイルPC
CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア。SSDの公称値通りの性能が出ている。より高速なPCI Express 4.0 x4対応SSDもBTOメニューで選べる

 続いて、液晶ディスプレイ回りを見ていこう。

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