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解像度を下げるとリフレッシュレートがアップ! ハイエンドゲーミングノートPC「Razer Blade 16」にデュアルモードディスプレイモデル登場 4070 Laptop搭載で約55万円

RazerのハイエンドゲーミングノートPC「Razer Blade 16」にデュアルモードディスプレイを搭載する構成が追加された。まずはGeForce RTX 4070 Laptopを搭載するモデルが登場したが、追ってGeForce RTX 4090 Laptopを搭載するモデルも登場する見通しだ。

 Razerは5月19日、16型ゲーミングノートPC「Razer Blade 16」の追加ラインアップとして、デュアルモードMini LEDディスプレイとGeForce RTX 4070 Laptopを搭載するモデルを発売した。想定販売価格は54万9800円(税込み)となる。

 なお同社では、デュアルモードMini LEDディスプレイとGeForce RTX 4090 Laptopを搭載するモデルを近日中に発売する予定だという。


Razer Blade 16

「デュアルモードMini LEDディスプレイ」とは?

 今回登場したモデルが搭載する「デュアルモードMini LEDディスプレイ」は、ディスプレイの解像度に応じてリフレッシュレートが変わる、バックライトにMini LEDを採用する液晶ディスプレイである。

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 パネルとしての解像度はUHD+(3840×2400ピクセル、アスペクト比16:10)で、この解像度で表示した場合のリフレッシュレートは最大120Hzとなる。しかし、表示解像度をフルHD+(1920×1200ピクセル)に下げると、リフレッシュレートが最大240Hzとなる。リフレッシュレートを重視する場合は、表示解像度を下げることでよりなめらかな表示を行える。

 表示解像度によってリフレッシュレートの変わる液晶パネルは、一部のゲーミング液晶ディスプレイで採用されているが、ゲーミングノートPCのディスプレイとしての採用は世界初だという(Razer調べ)。

 Mini LEDは、その名の通り通常のLEDよりも小ぶりなLEDのことである。小ぶりゆえに同じ面積内により多くのLEDを配置できるので、最大輝度を高めたい場合に有利とされている。新モデルのディスプレイは、最大1000ニトの表示に対応している。


デュアルモードMini LEDディスプレイを搭載するモデルには、左上に専用のステッカーが貼り付けられている

その他のスペック

 ディスプレイ以外の新モデルの主な仕様は以下の通り。

  • CPU:Core i9-13950HX(Pコア8基16スレッド+Eコア16基16スレッド)
  • 外部GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop
  • メモリ:16GB DDR5-5600 SO-DIMM×2(合計32GB:最大64GBまで搭載可能)
  • ストレージ:1TB SSD(空きM.2スロットあり)
  • OS:Windows 11 Home
  • Webカメラ:約200万画素(フルHD撮影/顔認証対応)
  • ポート類:Thunderbolt 4(USB4)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Standard-A×3、HDMI 2.1出力、SDメモリーカードスロット
  • キーボード:日本語配列(キー単位のRGBライティング付き)
  • バッテリー容量:95.2Wh
  • ACアダプター:280W(専用端子、※1)
  • サイズ:約335(幅)×244(奥行き)×21.99(厚さ)mm
  • 重量:約2.45kg

(※1)Thunderbolt 4/USB 3.2 Gen 2 Type-C端子にUSB PD(Power Delivery)準拠の電源も接続可能(最大入力100W)

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