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実測わずか237gの激軽モバイルディスプレイ! 明るくて視野角も広い10.5型「GPlay-Moni」を試してみたモバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

Glotureの「GPlay-Moni(ジープレイ・モニ)」は、10.5型とユニークなサイズのモバイルディスプレイだ。しかも、重量は公称値で350gと桁違いの軽さを誇る1台をチェックした。

 Glotureの「GPlay-Moni(ジープレイ・モニ)」は、10.5型のモバイルディスプレイだ。実測でわずか237gという驚くべき軽さを誇り、バッグの中に入れて気軽に持ち歩けるのが売りだ。メーカーから実機を借用したので、レビューをお届けする。


10.5型のモバイルディスプレイ「GPlay-Moni」。ボディーサイズは約232(幅)×166(奥行き)×9(厚さ)mmとコンパクトだ。

10.5型とコンパクトながら実測わずか237gという軽さ

 まずは基本仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは10.5型とコンパクトだ。アスペクト比は3:2で、画面解像度は1920×1280ピクセルと、縦方向に若干長いのが特徴だ。

 視野角は178度でIPS液晶を採用しており、輝度は410ニト、コントラスト比は1500:1、応答速度は3msだ。タッチ操作には対応しない。こちらは一般的なモバイルディスプレイと大差はない。

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 スタンドはカバーと一体化したタイプで、画面だけでなく背面全体を覆うのが特徴だ。最近のモバイルディスプレイは背面に段差がある関係で、背面全てをカバーできる製品はごくわずかなので、この構造は珍しい。

 ちなみに、このカバーはマグネット吸着式ではなくネジで止められており、分離することも可能だ。


製品本体。10.5型ということで、15.6型や13.3型のモバイルディスプレイを見慣れていると、ひときわ小さく感じる

カバー兼用スタンドを使って立てる仕組み。なお、マグネット吸着式ではなくネジ止めされている

カバーを閉じた状態。さながら、保護ケースに入れたタブレットのようだ

利用時は、まず本体側を持ち上げて開く

本体の底面をカバーの溝に合わせて接地させる

通常の角度。カバーは前方にかなり伸びるが、折りたたむギミックはない

角度は2段階で調整可能だ。カバー先端寄りにもう1つ溝があるが、ここは使えない

カバーはネジ止めされており、マイナスドライバーなどで取り外すことができる

 本製品で特質すべきなのは、ずばり軽さだ。公称で約350gとなっているが、実測ではカバーなしで237g、カバーありでも408gしかない。画面サイズが10.9型と、本製品とほぼ同じ第10世代iPadが約477gあることを考えると、本製品がいかに軽いかが分かる。特にカバーを外して本体だけ手に持つと、あまりの軽さに落ち着かないほどだ。

 接続方式はUSB Type-CもしくはminiHDMIで、本体には給電用のmicroUSBポートも搭載されている。さらにイヤフォンジャックを備え、側面にはデュアルスピーカーを内蔵するなど、音声出力の機能も充実している。

 付属品は、USB Type-Cケーブル、miniHDMIケーブルに加えて、給電に使用するmicroB仕様のUSBケーブルが付属する。この他、USB Type-Aタイプの充電器も付属するなど、この手の製品として付属品は豊富だ。


重量は実測で237gだった。10型はおろか、8型クラスのタブレットの平均的な重量より軽い

カバー込みだと実測408gだが、これでも十分すぎるほど軽量だ

接続方式はUSB Type-CもしくはminiHDMIだ。前者は2ポート用意されている

反対側の側面には給電用のmicroBポートに加え、イヤフォンジャックも装備する

付属品一覧。USB充電器も付属するなど、市販のモバイルディスプレイとしては充実している

USB充電器はUSB Type-A仕様だ

 それでは、ノートPCに接続してみよう。

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