レビュー

最新Ryzenで魅力が増したフリップタイプの2in1ゲーミングノートPC「ROG Flow X13(2023)GV302」を試す(1/4 ページ)

高いパフォーマンスを2in1スタイルで持ち運べるだけでなく、外付けGPUユニット(ROG XG Mobile)によるパワーアップも可能だ高価ではあるが、内容を考えれば納得するしかない内容だった。

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 ASUS JAPANの「ROG Flow X13(2023)GV302」は、13.4型の液晶ディスプレイを搭載したフリップタイプの2in1ゲーミングノートPCだ。マルチなスタイルで使えるコンパクトなボディーでありながら、高性能なAMD CPUとNVIDIA GPUを搭載し、本格的にゲームをプレイできるパフォーマンスを持っている。

 オプションの外付けGPUユニット「ROG XG Mobile GC33Y」を活用することで、さらにグラフィックス性能を強化することもできる。

 搭載GPUなどの違いからラインアップは4モデルで展開される。今回はCPUに「AMD Ryzen 9 7940HS」、GPUに「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(8GB)」を搭載する、上位から2番目のモデル「GZ302XV-R9R4060」の実機を入手したのでレビューしよう。

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モビリティーとユーザビリティーを強化したコンパクトボディー

 ボディーのサイズは約299.4(幅)×212.9(奥行き)×16.75~18.75(高さ)mm、重量は約1.35kgだ。

 2022年モデルの「ROG Flow X13(2022)GV301」は299(幅)×222(奥行き)×15.8~16.95(高さ)mmだった。

 新モデルは画面下部の非表示部分が狭くなり、そのぶん奥行きが短くなっている。さらにキーボードを奥側に寄せてパームレストやタッチパッドの面積を広く確保するなど、使いやすさに配慮した改良が加えられている。タッチパッドの面積は従来比で56%拡大した。

 重量は先代から据え置きの約1.35kgだが、バッテリー容量は先代の62Whから75Whに増量されている。

 ACアダプターはUSB Type-Cで、最大出力は130Wだ。本体に装備する2基のUSB Type-Cポートはどちらも充電端子として利用できる。


ボディーのサイズは約299.4(幅)×212.9(奥行き)×16.75~18.75(高さ)mmで、公称重量は約1.35kgだ。実測でもほぼ公称値通りだった

付属のACアダプターは実測サイズ約80(幅)×80(奥行き)×29(高さ)mm。実測重量は475gだった

ACアダプターの最大出力は130Wで、端子はUSB Type-Cだ。急速充電対応とされているが、詳細は公開されていない。

バッテリー容量は75Whだ。公称駆動時間は公開されていない

2022年モデルのROG Flow X13 (2022)GV301よりも奥行きが9.1mmほど短くなっている。底面手前側にはステレオスピーカー(1W×2)がある。

シンプルだがディテールにこだわった上質なビジュアル

 外観は従来のイメージを継承している。ボディーカラーは「オフブラック」と呼ばれるマットなブラックだ。

 トップカバーやパームレストには斜めストライプの太さがグラデーションで変化する「グラデーションウェーブデザイン」を採用している。トップカバーのロゴプレートを光沢素材としたり、ヒンジ部にもプリント(イースターエッグデザイン)を仕込んだりとディテールにもこだわっており、上質感高く仕上げられている。


ROG Flow X13 (2023)GV302のパッケージ。PC本体が入ったメインボックスとACアダプターなどが収められたアクセサリーボックスが入っている

メインボックスは、光の当たり方で色が変化するホログラム風の外装だ

画面占有率は85%となる。スリムですっきりしたビジュアルだ

トップカバーはストライプの太さがグラデーションで変化するパターン「グラデーションウェーブデザイン」を採用している。上質感のある仕上がりになっている

ストライプの間にさりげなく光沢素材でロゴを差し込まれている。「グラデーションウェーブデザイン」はパームレストにも施されている

ヒンジ近くに三角形の光沢ロゴプレートを配置。ヒンジ部には、パッと見では分からない隠しプリント(イースターエッグデザイン)が施されている
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