実売2.2万円で登場したIntel Arc A750搭載グラフィックスカードが大ヒット:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
IntelのGPU「Arc A750」を搭載したグラフィックスカードが玄人志向から登場し、開店前に行列ができるほどの反響があった。その他、ADATAからPCIe 5.0対応SSDも登場している。
先週末のPCパーツショップで最も目立っていたのは、玄人志向のIntel Arc A750搭載カード「AR-A750D6-E8GB/DF」だ。価格は2万2000円(税込み、以下同様)で、発売日の7月21日には複数のショップに開店前の行列ができていた。同日夕方には、在庫を残すショップを探すのに苦労する状況だった。
この価格だとさすがに売れますよね――AR-A750D6-E8GB/DFの評判
Intel Arc A750は、Arcシリーズ最上位であるA770の1つ下に位置づけられるGPUで、搭載カードは8GB GDDR6メモリを採用している。2022年10月にASRockから「Intel Arc A750 Challenger D 8GB OC」が5万5000円前後で、同年12月にはIntelから「Intel Arc A750 Graphics」が5万8000円前後で登場し、その後、大幅に価格を下げたスポット特価も見られたが、初登場からこの値付けは破格といえる。
初日に売り切れたパソコン工房秋葉原本店は「そりゃ、この価格だとさすがに売れますよねっていう感じですね。ミドルクラスのグラフィックスカードと考えると、抜きん出て安いですから」と話していた。同じく売り切れとなっていたパソコンSHOPアークは「AV1のハードウェアエンコード機能が優秀なので、動画編集狙いで買われた人もいるかもしれませんね。やはり価格で見ると相当狙い目だったと思います」という。
再入荷に関する情報は、どのショップでも不明とのことだった。
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