「HP AI Studio」や「NVIDIA AI Enterprise」搭載ワークステーション投入などAI推し! フォルダブルPC「Spectre Foldable」も日本で発売:HP Imagine 2023(3/3 ページ)
HPが米国でイベント「HP Imagine 2023」を開催した。その際に、HyperX/Polyブランドを含めて新製品を一挙に発表したので、その概要を紹介する。特に注目したいのは、フォルダブルPC「Spectre Foldable」と、サステナブルなインクカートリッジが使える新型プリンタだ。
プリンタでは「サステナブルなインク」に注目!
プリンタ関連製品については、SMB(中小企業)向けと家庭向けの両方で新製品が登場する。
SMB向け:ラインアップを一新しよりサステナブルに
SMB向けの「HP OfficeJet Pro」シリーズは、ラインアップが一新される。新シリーズは製品の約45%にリサイクル由来の素材を使用し、「HP SmartApp」というアプリを利用してクラウドの活用を促進している。また、業界初となるDCI-P3色域に対応する製品も用意する。
製品としては「HP OfficeJet Pro 8100」「HP OfficeJet Pro 9100」「HP OfficeJet Pro 9100b」「HP OfficeJet Pro 9700」の4モデルが展開される。9100bは10月から、他のモデルは2024年1月から順次販売が始まる予定だ。
これらの新製品では、オプションとしてサステナブルインクカートリッジ「HP EvoMore」も利用できるようになっている。
EvoMoreは、従来のインクカートリッジ比で最大2倍のページを印刷できる量のインクを搭載しており、インクカートリッジの交換回数を減らすことで、CO2の排出量の削減を実現している。
米Arbor Day Foundationとの協業により、森林保護に協力することで環境保護に貢献できること、またカートリッジ自体のリサイクル率も高めていることも特徴で、持続成長可能なカートリッジという位置付けだ。
ちなみにHPは、ヨーロッパの一部などでレーザープリンタ向けトナーでもサステナブルモデル「HP EvoCycle」を展開している。EvoMoreは、それに次ぐ「持続成長可能なプリンタ」の実現に向けた取り組みとなる。
EvoMoreは2024年4月から順次提供が始まる予定で、EvoCycleは11月から北米でも提供される。
家庭向け:部材のリサイクル率を向上
家庭向けプリンタは、複合型(スキャナ一体型)の新製品「HP DeskJet 2800/4200/4900 All-in-One Printer」が紹介された。本製品はAPJ(アジア太平洋/日本)エリアでは既に販売が始まっており、EMEA(ヨーロッパ/中東/アフリカ)地域では11月、ラテンアメリカ地域では12月、その他の地域では2024年4月に発売される予定となっている。
HP DeskJet 2800/4200/4900の本体は、プラスチック素材のリサイクル率が最大60%と、従来モデルよりも引き上げられている。
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