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「OMEN」「Victus」「HyperX」の3ブランドでより幅広くリーチ 日本HPが「ゲーミング」に力を入れるワケ新モデルも一挙に紹介(1/3 ページ)

日本HPが、ゲーミングPC/ゲーミングディスプレイの新製品発表会を開催した。ここ数年、グローバルレベルでもゲーミング製品に注力するHPだが、そこにはどのような狙いがあるのだろうか。

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 日本HPは4月6日、ゲーミングノートPCの新製品とゲーミングディスプレイの新製品をそれぞれ6モデル発表した。

 同社に限らず、大手PCメーカーはここ数年、ゲーミングに関するポートフォリオをPC本体から周辺機器にも拡大している。今回の日本HPの発表は、「OMEN」「Victus」「HyperX」の3ブランドでゲーミング市場におけるプレゼンスをさらに高めることを意図したものともいえる。

 この記事では、同日に行われた報道関係者向け発表会の模様をレポートする。

3ブランド体制
HPのゲーミングブランドは「OMEN」「Victus」「HyperX」の3本体制になった

「No.1ゲーミングソリューションカンパニー」を目指す

沼田綾子氏
日本HP コンシューマービジネス本部の沼田綾子本部長

 発表会ではまず、日本HP パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部の沼田綾子本部長が、同社がゲーミングソリューションに注力する理由と事業方針を説明した。

 HPとNewzooが実施したグローバル調査によると、PCでゲームを楽しむ人の62%が、仕事や創造(ゲーム以外の用途)にもゲーム用のPCを使っており、42%が幅広くゲーミングカルチャーにコミットし、84%が他のプレイヤーと繋がるためにゲームをプレイしているという。これらを象徴するキーワードが「クロスオーバー」「クリエイト」「ソーシャル」だ。

 今回の新製品は、これら3点を意識して開発されたという。グローバルのHPとしても、新製品を軸にしてワールドワイドでNo.1ゲーミングソリューションカンパニーを目指していくとのことだ。

3つのキーワード
昨今のゲーミングPCユーザーのトレンドをまとめると、「クロスオーバー(本来用途を超えた利用)」「クリエイト(コンテンツ作成への利用)」「ソーシャル(ゲームやSNSを使ったユーザー間の交流)」の3つのキーワードで表現できる。今回発表された新製品は、これらのトレンドを踏まえて開発されたものだという

 さらに日本HPでは、ゲームをプレイする層を「ゲーム専用機で楽しむ層」「カジュアル層」「クロスーオーバー層」の3つに分けた上で、それぞれの層に向けた周辺機器(アクセサリー類やディスプレイ)、ソフトウェア、ハードウェアを提供していくとしている。

 アクセサリー類やディスプレイについては、今後は原則としてHyperXブランドに集約して販売されることになる。ただし、一部のハイエンドディスプレイは、OMENブランドでも提供される。

ブランドポートフォリオ
HPにおけるゲーミングブランドのポートフォリオ。HyperXブランドは、PCを使わないでゲームをするユーザー層にリーチする手段としても活用される
今回の新製品たち
今回発表されたのは、OMEN/VictusブランドのゲーミングPCの新製品とゲーミングディスプレイとなる。周辺機器は、原則として買収したHyperXブランドから発売されるが、ハイエンドディスプレイについては引き続きOMENブランドからも発売される
目指せ、ナンバー1!
3つのゲーミングブランドを生かして、HPはグローバルで「No.1ゲーミングソリューションカンパニー」を目指す

 加えて、日本HP独自の活動として、国内トップレベルのプロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」へのスポンサーシップも行うことになった。スポンサー名義は「OMEN」となる。

 今回のスポンサーシップを記念したコラボレーションキャンペーンも展開される予定だ。

DetonatioN FocusMe
DetonatioN FocusMeとのスポンサーシップ契約を締結した
DetonatioN FocusMe
スポンサーシップ記念のコラボレーションキャンペーンも順次展開される予定だ
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