レビュー

MouseProシリーズ初の1kg切り! 約947gのビジネスPC「MousePro G4-I5U01BK-B」を試す(4/4 ページ)

仕事で使うノートPCは少しでも軽くて頑丈だと心強い。マウスコンピューターの「MousePro G4-I5U01BK-B」は、そういったニーズにすっぽりとはまる1台だ。実機を試してみよう。

前のページへ |       

ビジネスシーンで快適に使えるパフォーマンス 静音性も高い

 ベンチマークテストの結果を見よう。特に記載のない限り、Mouse Control Centerで選択できる動作モードは「バランス」、Windows 11の電源設定は「最適なパフォーマンス」で統一している。参考として2018年発売の旧世代モバイルノートPCのスコアも掲載した。


テストに利用した環境

 結果はご覧の通りだ。全体的にCore i5-1235U搭載機としては地味なスコアではあるが、バランスモードでは旧世代のモバイルPCから順当に向上しており、ビジネスシーンや学習用途で快適にこなせるパフォーマンスを持っているといえるだろう。

 ボディーの発熱も全体に低く、特に手がよく触れるパームレストは高負荷時でも体温以下に保たれており、気温が高い季節でもストレスなく運用できそうだ。一方、バランスモードでの高負荷時の動作音はやや高めだ。静音モードではパフォーマンスがかなり低下してしまうが、高負荷時も非常に静粛だった。

advertisement

CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア比較

CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア

PCMark 10のスコア比較。バランスモードでは、日常操作(Essentials)、オフィス作業(Productivity)、コンテンツ制作(Digital Content Creation)、いずれも旧世代から大きくスコアアップしている

PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのテスト結果。画面輝度は50%、Windows 11の電源設定は「トップクラスの電力効率」で実施した

3DMarkのスコア比較

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(1920×1080ピクセル/ノートPC標準)のスコア

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク終了直前にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー。全体に温度は低く抑えられている

動作音の計測結果。室温24度/暗騒音30dB、本体手前から5cmの距離に騒音計を設置して計測した

ビジネス向けに手堅くまとまった1kg切りの高コスパモバイル

 マウスコンピューターの直販サイトでの販売価格は、税込みで14万9820円となっている。標準ではSSDが256GBのミニマム構成だが、BTOでSSDを512GBに増量しても税込みでも16万円未満で収まる。

 1kgを切る軽量かつ頑丈なボディー、超小型ACアダプターといったモビリティの高さに加え、Thunderbolt 4/USB PD対応のType-Cや顔認証カメラ、ビデオ会議向けのサウンド機能など、現代的なトレンド装備も擁する内容を考えるとコストパフォーマンスは高いといえる。営業職のビジネスパーソンや学生など、どこにでも気軽に持ち運べるPCが欲しい人にとっては要注目の存在だろう。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.