洗練されたデザインが魅力のベーシックモデル「Surface Laptop Go 3」を試す(1/2 ページ)
日本マイクロソフトの「Surface Laptop Go 3」は、Surfaceシリーズの中ではエントリークラスに位置付けられる、ベーシックな薄型軽量ノートPCだ。
旧モデルの「Surface Laptop Go 2」から、薄型軽量のボディーやアスペクト比3:2の12.4型液晶ディスプレイといった特徴は継承しつつ、CPUに第12世代Core i5プロセッサ(開発コード名:Alder Lake-U)を採用するなど、基本スペックを強化している。
個人向けモデルはメモリ容量が異なる2種類のラインアップで展開されるが、今回は16GBメモリを搭載する上位モデルをレビューしよう。
Surface Laptop Go 3は、重量約1.13kg、12.4型液晶ディスプレイを搭載した薄型軽量ノートPCだ。CPUにはIntelの第12世代Coreプロセッサ(開発コードネーム=Alder Lake)を搭載している
ボディーは洗練されたビジュアルでビルドクオリティーも高い
先代機から継承するボディーはコンパクトで軽量、丈夫さも十分で、楽々と持ち運べる。サイズは約278(幅)×206(奥行き)×15.7(高さ)mm(突起部を除く)だ。重量は約1.13kgで、公称のバッテリー駆動時間は約15時間となっている。
Surfaceシリーズの中ではエントリークラスとなるが、ボディーのデザインは洗練されており、ビルドクオリティーも高い。トップカバーとパームレストはアルマイト処理を施したアルミニウム素材を使用し、質感も高く仕上がっている。汚れや指紋も付着しにくい。
一方、ボトム部分は、グラスファイバーを配合したポリカーボネイト複合樹脂を使用しているが、こちらも質感は良い。適度な摩擦があるザラっとした手触りで、設置面をしっかりグリップし、固定できる。
トップカバーはアルミニウム素材を使用し、アルマイト処理も施している。とても上品だ。汚れや指紋も付着しにくい。カラーバリエーションは、評価機のプラチナのほか、アイスブルー、セージ、サンドストーンと4色ある
ACアダプターの出力は39Wだ。本体とはSurfaceシリーズおなじみの独自端子「Surface Connect」で接続する。実測サイズは50(幅)×90(奥行き)×22(高さ)mm(突起部のぞく)、実測重量は約209g(ACケーブル込み)だ
CPUには第12世代のCore i5を採用、上位モデルはメモリ16GBに
CPUにはCore i5-1235Uを採用している。1kg前後の薄型軽量ノートPCでは採用例の多い定番的なモデルだ。
個人向けモデルはラインアップが2種類あるが、ストレージ容量は256GBと共通で、メモリ容量が8GBのモデルで14万1680円、16GBモデルが17万2480円(いずれも税込)となっている。
メモリだけで3万円以上の価格差はどうかとも思うが、従来あった4GBモデルが姿を消し、16GBメモリの選択肢ができたことで、より幅広いユーザーに訴求できるモデルになったといえる。
ストレージは256GBのSSDだ。こちらも公式Webページには詳細仕様は記載されていないが、Samsung製のPCI Express 4.0x4対応SSDを搭載していた(PCI Express 3.0x4動作)。原稿執筆時点で型番が未公開だが、最新モデルの「PM9C1a」と思われる
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