レビュー
「GEEKOM NUC MINI IT13」は往年のIntel NUCにCore i9-13900Hを詰め込んだロマンの塊か? 試して分かったこと(2/3 ページ)
サイズがコンパクトながら、パワフルなPCが数多く手に入るようになってきた。今回は手のひらサイズのボディーにCore i9-13900Hを搭載した「GEEKOM NUC MINI IT13」を見ていこう。
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最大4画面出力に対応! コンパクトながら豊富なインタフェースを用意
インタフェースはUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子が3基、USB 2.0 Standard-A端子が1基、USB4端子が2基、SDメモリーカードリーダー、3.5mmのヘッドフォン端子と、HDMI 2.0端子が2基、2.GbE対応の有線LAN端子と豊富だ。DisplayPort端子は持たないが、最大4画面出力も行える。
特にUSB Standard-A端子が4基あるので、拡張面で困ることはないだろう。各ポートに、仕様が全て印刷されているのも好印象だ。
正面(左)にUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子が2基、3.5mmヘッドフォン端子、電源ボタンがある。背面(右)にはDC入力、2基のUSB4、2基のHDMI 2.0、2.5GbE対応の有線LAN、USB 3.2 Gen 2 Standard-Aといった端子が並ぶ。背面上部にあるスリットは排気口だ
電源は専用ACアダプターを使用する。120W出力のもので、これがPC本体並みに大きい。Core i9-13900Hを搭載していることを考えると、仕方がないところだろう。また、電源プラグはアース付きの3ピンなので気を付けてほしい。
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気になる動作時の騒音だが、ファンノイズは割と静かだ。一般的なノートPCのファンノイズ程度はあるが、大型のファンを搭載しているためか甲高い風切り音のようなものはなく、耳につく感じではない。寝室で電源を入れっぱなしにしているなど、よほど静かな環境でなければ気になることはないだろう。
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