レビュー

ペン付きの堅実なスペックで実売6万9800円! 2in1モデル「ASUS Chromebook CM30 Detachable」を試す(3/4 ページ)

ASUS JAPANから多数のChromebookが発売された。その中で一番コンパクトな2in1モデル「ASUS Chromebook CM30 Detachable」(CM3001DM2A)の実機をテストした。

文字キーは広めのピッチを確保 スタイラスは本体に内蔵

 続いて、キーボード回りについて見ていこう。キーはファンクションキー列も含めて6段あり、キーピッチは約18mmとそこそこ広い。キーボードが画面のカバーを兼ねており、横幅があらかじめ決まっている割には健闘している部類だろう。

 キーは日本語JIS配列で78キーだ。ファンクションキー列も含め、配列はレノボ・ジャパンのChromebook「Ideapad Duet」と同じだ。Enterキー回りのキーの幅を詰めるのではなく、文字キーの幅は変えずにそのぶんEnterキーやTabキー、Shiftキーなどの幅を詰めるタイプだが、テキスト入力では指の運びで迷うことがない。キーストロークも約1.5mm確保されており、タイプ感も良好だ。


キーはファンクションキー列も含めて6段ある。手前にはタッチパッドも用意されている

日本語JIS配列のChromebookとしては一般的な配置だ

文字キーの幅は変えず、そのぶんEnterキーなどがややスリムになっている

キーピッチは実測で18mmだ

キーストロークは約1.5mm確保されている

キーボードの設定は本体側で行う。最上段をファンクションキーとして使うか否かは、ここで設定できる

キー配置のカスタマイズも可能だが、現状のキー配列ではそれほど必要はなさそうだ

入力方法の切り替えはCtrl+Spaceキーで行う

 さらにキーボードの手前にはタッチパッドも用意されている。タッチパッドは横幅が96mm、高さが49mmと広く、操作性は高い。左右ボタンはやや固く、クリックした瞬間にポインタが動いてしまうことも若干あるが、このあたりは慣れで解決できる部分だ。

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 指先によるタッチ操作の他に、スタイラスこと「ASUS USI Pen」での入力にも対応している。スタイラスは4096段階の筆圧検知と、最大55度の角度検知に対応するなど、機能は充実している。未使用時は本体右上のスロットに挿入できるので、紛失防止に役立つ。押し込むだけで簡単に取り出せるため、着脱が面倒なこともない。


タッチパッドは横幅が96mmある。この種のカバー兼用キーボードでは広い部類に入る

高さは49mmと、こちらも広い

タッチパッドの設定画面。スクロールはデフォルトではMacと同じ(Windowsと逆方向)なので、気になる場合はここで設定を変更しておくとよい

付属のスタイラス。角形なのでやや持ちづらいが、本体に収納できるのはメリットだ

このように本体右上のスロットに収納する

押し込むと先端が飛び出るタイプで、出し入れは容易に行える

タッチペンの設定画面。ボタンなどはないため項目も少なめだ

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