連載

スマホから家電製品のスイッチを押せる「SESAME bot」はどこまで使える? SwitchBotボットと使い比べてみたもう待ったなし! Matterで広がる快適ライフ(1/3 ページ)

スマート家電が花盛りだが、それに非対応な家電をスマホから操作したい場合に役立つのが“スマートスイッチ”だ。ここでは「SESAME bot」と「SwitchBotボット」を使い比べてみた。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 家電製品のスイッチの脇に取り付け、スマホからの操作によってスイッチを物理的に押すためのデバイスは、一般に「ボット」「指ロボット」などと呼ばれる。

 家電製品の中には、スマートプラグを使って根元から電源をオン/オフすることで操作できる製品もあるが、中には実際に運転スイッチを押さなければ動作しない製品もある。こうした製品をスマートフォンらから操作したくなった場合に、これらのボットは便利なアイテムだ。

 今回はその1つ、セサミから販売されている「SESAME bot」(セサミボット)を入手したので、このジャンルではおそらく最も売れているであろうSwitchBotの「SwitchBotボット」と比較しつつ、そのメリット/デメリットをチェックする。

advertisement

今回取り上げる「SESAME bot」(右)。スマホからの操作で家電製品の物理ボタンを押せるデバイスだ

外付けのアームを使って物理スイッチをリモートで押せる

 SESAME botは手のひらサイズで、その側面にスイッチを押すためのアームが取り付けられている。アームは長さが異なる2種類が添付されており、スイッチの高さや、押し込んだ時の深さに合わせて、フィットする方を選んで使用する仕組みだ。

 競合に当たるSwitchBotボットは、アームが本体中央に収納される構造ゆえ、スイッチに本体のセンターラインが合うように取り付ける必要があるが、本製品はアームが側面にあるため、スイッチにぎりぎり届く位置に貼り付けたり、向きを90度回転させて取り付けたりと、設置の自由度は高い。


ボディーは手のひらサイズだ。アームは側面に取り付けられている

アームは長さが違う2種類が添付される

アプリだけでなく、上部のボタンでも操作可能だ

ボタンを押すと、アームが回転してスイッチが押される仕組みである

SwitchBotボット(右)との比較。サイズはほぼ同等だ

SwitchBotボット(右)では本体中央部にあるアームが、本製品(左)では側面に用意される

壁面の照明スイッチに取り付けた状態

スマホからの操作でスイッチを押せる。引く動作には実質非対応だ

 家電製品への取り付けは、SwitchBotボットと同じく両面テープを使用する。粘着力はかなり強く、スイッチを押す力に負けて外れることはまずない。むしろ照明のカバープレートなど土台そのものがはめ込み式の場合、スイッチを押す圧に耐えきれずに土台ごと外れかねないので要注意だ。このあたりはSwitchBotボットに近いものがある。


付属品一覧。アームの他に両面テープも付属する

電池はSwitchBotボットと同じCR2だ

 続いて、スマホとの連携を見ていこう。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.