家族や友人とカギを共有可能! スマホからの解錠もできるキーボックス「Smart Lock Box L1」を試す:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(1/4 ページ)
スマホでの解錠はもちろん、キーの共有など多機能なキーボックスがロックインの「Smart Lock Box L1」だ。実機を試して分かったことをまとめた。
家や事務所などのカギを、非対面で受け渡すために使われるのがキーボックスだ。多数の人が入れ替わり立ち替わり出入りする家や事務所などに設置し、1つのカギを共有する場合に用いられる。
これらは暗証番号を使って解除するタイプが一般的だが、今回紹介するロックイン(Lockin)の「Smart Lock Box L1」はスマホを用いての解錠に対応するだけでなく、解錠履歴も記録されることが特徴だ。実際に購入してみたので、試用レポートをお届けする。
外観は一般的なキーボックス
まず外観から見ていこう。本製品の見た目は、一般的なキーボックスと変わりはない。上部に南京錠と同じ構造のフックが付いており、建物のドアの取っ手や窓の柵に掛けて固定する仕組みだ。ちなみに壁面にネジ止めすることもできる。メタル製で重量は1kg弱とかなりヘビー級だ。
本体正面にはテンキーが用意されている。このテンキーは、一般的なキーボックスと同様、パスワードを設定しておくことで、手動での解錠が可能になる。この他、後述するスマホアプリを使った解錠も行える。
本製品は単三形乾電池2本で駆動する。電池残量はスマホアプリからも確認が可能なだけでなく、いざという時は本体底面にあるUSB Type-Cポートからの給電により、一時的にロックを解除することもできる。
キーボックスとして見た時に多少気になるのは、テンキーが常に表から見える状態になっていることだ。市販のキーボックスでは、第三者にそれと気づかれないよう、テンキー部を覆うカバーを備えた製品があるが、本製品はテンキーが表に露出しているので、キーやカードなど重要なモノが収納されていることが一目瞭然だ。
本製品の場合、3桁や4桁といった固定桁数のパスワードで解錠するアナログなキーボックスと比べてセキュリティのレベルは段違いに高く、手当たり次第のパスワード入力で解錠される危険性は極めて低いが、ドアの取っ手や柵を物理的に破壊して持ち去られることがないよう、取り付け先の強度には注意したい。壁面へのネジ止めがベターかもしれない。
続いて、設定手順を確かめよう。
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