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まるでMac miniのような小型で明るいプロジェクター「Dangbei Atom」を試して分かったこと今どき! 買いどき! デジモノ道案内(2/3 ページ)

コンパクトで場所を取らず、明るいプロジェクターが登場している。まるでMac miniのようなボディーサイズの「Dangbei Atom」を試してみた。

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細かな調整も可能でGoogle TV対応

 ここからは実際に使ってみた様子をお伝えしよう。筆者宅はあまり広くない家なので、Dangbei Atomのポテンシャルをフルに発揮できているわけではないが、リアルな一般家庭での使用の様子ということでご容赦願いたい。

 本機を使ってまず感じたのが、映像の明るさと明瞭さだ。掲載する写真だとなかなか伝わりづらいが、日中の明るい室内でもシャープな映像を楽しめた。


日中の明るい室内でも問題なく映像を確認できた。わざわざ部屋を暗くする必要はなさそうだ。また、最低でもスクリーンから80cmほどは離して置いた方がいいだろう

 ちなみに、上のスクリーンの画像は、背面に窓、左上に照明が付いた状態で撮影している。この環境でこれだけはっきりとした映像が確認できるのであれば、会社の会議室などでも照明を消したり、ブラインドを閉めたりしなくても問題なく利用可能だろう。

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HDR10に対応しており、コンテンツがHDRに対応していれば鮮明な画像を表示できる。

 その場合、左上に短い間だけHDRの表示が出るので、HDR再生に切り替わったことを確かめられる。なお、HDMIとUSBからの入力でHDRは利用できず、オンラインストリーミングのみとなる点は注意したい


映像コンテンツがHDRに対応していると、画面上にHDR表示が現れる

 Google TVなので、映像ソースとしてはNetflixやYouTube/TVer/ABEMA/U-NEXT/Amazon Primeなどを利用できる。この他、Apple TV+やDAZN、FODなどGoogle TV対応アプリであればインストール可能だ。

 電源を入れると、まずオートフォーカスでピントの調整が行われる。このオートフォーカスは稼働中に本体を揺らしたりすると、割と頻繁に発生する。ほぼ正確に調整してくれるが、手動での微調整も可能だ。


もちろん、台形補正にも対応する。安価な機種では左右の補正には非対応ということもあるが、本機は左右の補正も行える

画像補正は、台形補正に加えスクリーンフィット(大きな投影サイズをスクリーンに収まるように縮小する)も行える

 この台形補正も、基本的には自動での補正に任せて問題ない。必要な場合には手動での補正も行える。


台形補正は手動でも行えるが、自動補正で問題はないはずだ

 なお、今回は投影距離が近いこともあり小型の三脚を利用して角度をつけたが、標準機能として投影位置の微調整を行える。具体的にどの程度動かせるのか、仕様を確認しても記載はないが、台形補正が±30度となっているので、おそらく最大でもこの範囲と思われる。

 投影距離が近いとほとんど位置は変わらないため、その場合は素直に設置場所を変えるか、下に本などを挟んで角度をつけた方がいいだろう。


投影位置は微調整可能だが、距離が近いとほとんど動かせない

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