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TVはないけどTVを見たい! いろんなデバイスをTVにできるアイ・オーの「REC-ON」を試してみよう(1/4 ページ)

最近はTV放送を受信できる機器が1台もない世帯が増加傾向にあるというが、世の中の情報源としてTVを欠かすことは難しい。TVが全くないなら、スマホ/タブレット/PCやキャストデバイスなどでTVを視聴できる「ネットワーク配信対応チューナー」も良い選択肢だ。この記事では、そんなチューナーの1つとして、アイ・オー・データ機器の新型「REC-ON」を試す。

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 最近、TVが1台もない世帯が増加傾向にあるという。実は筆者の知人にも、TV放送を受信できるデバイスが1台もないという人が複数いる。「普段はネットの動画で大丈夫」なのだという。

 とはいえ、WebサイトやSNSなど、ネットで話題になっていることをひもといてみると、情報源(ソース)はTV番組ということも珍しくはない。TV番組の一部または全部をネット配信してくれることも増えたが、ネット配信分では都合で映像の一部がカットまたは差し替えとなることも多い。要するに、ネット動画では見られない映像も存在するのだ。

 また、災害など有事下ではインターネットに接続できなくなることもある。そうなると、ネット動画はおろかWebサイトやSNSも見られなくなってしまう。筆者個人としては、(NHKの受信料がかかるとしても)何らかの形でTVを見られる方法を用意すべきだと考えている。

 とはいえ、「万が一に備えてTVそのものを改めて買うのも何だかなぁ……」という気持ちも分かる。そんな人にお勧めしたい製品がある。アイ・オー・データ機器のネットワークTVチューナー「REC-ON(レックオン)」だ。初期設定時にはHDMI入力端子を備えるディスプレイが必要だが、一度セットアップを完了してしまえば手持ちのスマートフォンやタブレット、PC、チューナーレスTVでもTV番組を視聴できる。スマホやタブレットなら、専用アプリをインストールしておけば自宅外からもTV番組を見られる

 この記事では、REC-ONとしては約8年ぶりの新モデルとなる「HVTR-BCTZ3」(実売価格3万8300円前後)を使って、TVなしでTV番組を視聴する方法を紹介する。

REC-ON HVTR-BCTZ3
8年ぶりに登場したREC-ONの新モデル「HVTR-BCTZ3」は、ハード/ソフトの両面で機能強化が図られている。Amazon.co.jp限定で、本モデルをベースに内蔵チューナーを3基から2基に減らして価格を抑えた「HVTR-BCTZ2/E」(通常価格3万2800円)も販売されている

放送中の番組をリモートで楽しめる(最大2台)

 REC-ON HVTR-BCTZ3(以下、特記のない限り「REC-ON」)は、TV番組のネットワーク配信と録画に対応するTVチューナーだ。地上デジタル放送(地デジ)とBS/110度CSデジタル放送用のチューナーは3基ずつ搭載しており、最大で3番組の同時録画に対応する。

 番組を録画するには、USBストレージ(HDD/SSD)またはDLNAとDTCP-IPの両方に対応するNASを別途用意する必要がある。本機の録画機能をフルに生かすには、USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)以上に対応するUSBストレージを用意することをお勧めする(USB 2.0規格のUSBストレージやNASでの録画/視聴では、機能面での制約が生じることあり)。

 一方で、放送中の番組をネットワーク経由で視聴するだけなら、USBストレージやNASは不要だ。本機と同じネットワーク(LAN)内なら最大2台(※1)、外部ネットワーク経由(リモート)なら最大1台のデバイスで視聴できる。本機のHDMI出力端子と合わせれば、1台で最大3つの番組を楽しめる計算だ。

(※1)USBストレージに録画した番組の再生は最大3台まで対応。ただし、トランスコーディング(変換)を伴う場合は最大2台となります

 本機のネットワーク接続は、有線LANポート(100BASE-T)を介して行う。このポートは視聴/録画番組の配信やNASでの録画の他、データ放送(※2)にも対応している。無線LAN(Wi-Fi)越しに視聴デバイスと接続する場合は、本機を手持ちの無線LAN(Wi-Fi)ルーターにつなげばいい。

(※2)リモート視聴環境や録画した番組では利用できません

3番組
本機は3基のチューナーを内蔵しており、最大で3番組を同時録画できる。同時視聴も最大3番組となるが、放送中番組の視聴は最大番組(リモートでは1番組)となるので注意しよう。

初回設定にはにはHDMI入力端子のある映像デバイスが必要

 当然かもしれないが、REC-ONを利用するにはアンテナまたはCATV(ケーブルテレビ)の同軸線が必要となる。本体にはHDMIケーブルやLANケーブルは付属する一方で、アンテナケーブルは別売となる。自宅の環境に合った受信用機器やアンテナケーブルを用意しよう。

 今回は「部屋に地上波とBS/110度CS波用のアンテナ端子は来ているが、TVは1台もない」という想定で、分波器とアンテナケーブルを2本用意した。アンテナケーブルは家電量販店やECサイトの他、100円ショップで購入できることもある(ただし「税別100円」とは限らない)。分波器(合成された地上波とBS/110度CS波を分離する機器)は、家電量販店やECサイトで購入可能だ。

 接続をする際は、本体に付属する「mini B-CASカード」を差し込んでおくことを忘れないようにしたい。これを忘れると、受信はできても視聴できない

 USBストレージはどうしようかと迷ったが、今回は「録画はせずに、放送中の番組をネット越しに見る(≒ワイヤレスチューナー的に運用する)」という想定で用意しなかった。

背面
各種端子は背面に集中している。mini B-CASカードを差し込んでおくことは忘れないようにしたい。
付属品
本体の付属品(mini B-CASカードと各種説明書を除く)。アンテナケーブルは付属しないので、必要に応じて購入する必要がある
配線完了
配線を完了したところ。今回は放送中番組を視聴することに特化するため、USBストレージはつながない

 先述の通り、本機は同じネットワーク(LAN)内で最大2台、外部ネットワーク経由(リモート)なら最大1台のデバイスで放送中の番組を視聴できる。ただし、初回設定を含むチューナーの設定には、HDMI入力端子を備える映像デバイスが必要だ。

 自宅にPC用ディスプレイ、プロジェクター、あるいはチューナーレスTVがある場合は、本機とHDMIケーブルでつなぐことで初回設定を行える。自宅にHDMI入力端子を備えるデバイスが“1台も”ないという環境だと、セットアップは完了できないので注意しよう。

 今回は「デスクトップPCで使っているディスプレイならある!」ということで、手持ちの27型液晶ディスプレイを使ってセットアップを進めることにする。

初回設定
初回設定を含むチューナーの各種設定を行うには、HDMI入力を備える映像デバイスが必要となる。今回は、手持ちのPC用ディスプレイにつないでセットアップを行うことにした

 ひとまずディスプレイをつないだら、初回設定を進めていく。

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