AI活用で多機能なロボット掃除機「DreameBot L20 Ultra Complete」を試して分かったこと:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(1/3 ページ)
AI機能を生かしたハイエンド仕様のロボット掃除機が増えている。標準価格で20万超えというDreameのフラッグシップモデル「DreameBot L20 Ultra Complete」をチェックした。
2023年に日本に参入した中国第2位のロボット掃除機メーカーであるDreame Innovation Technology(ドリーミー/以下、Dreame)が、最新モデル「DreameBot L20 Ultra Complete」を発売した。日本でも6月に発売された「DreameBot L10s Ultra」の上位モデルにあたるもので、韓国や欧州では8月に販売が開始されている。
このDreameBot L20 Ultra Completeは、最近のハイエンドなロボット掃除機では標準装備になっている、水ふきモップを備えたロボット掃除機だ。もちろん、ゴミの自動収集ステーションも採用しており、機能としてはゴミの自動収集に加えてモップの自動洗浄/自動乾燥/水ふきへの給水/洗剤の自動補充という5つの機能を備えている。
今回、実際に使ってみたのでその使用感などをお伝えしよう。
5Way全自動ベースステーションを備えた最上位モデル
まずは、5つの機能を備えた5Way全自動ベースステーションを見ていこう。この全自動ベースステーションは多機能なだけあり、他のロボット掃除機と比べてもかなり大きい。サイズは約606.5(幅)×426(奥行き)×499(高さ)mmで重量は約13.3kgもある。
ちなみに、L10s Ultraのベースステーションは約350(幅)×438(奥行き)×567(高さ)mmで約8.9kgだった。これまで何台かのロボット掃除機を見てきたが、その中でも最重量級と言っていい。パッケージの箱も大きく、重量も20kgを超えるので、2階への運び込みは難儀した。運搬や設置については、できれば2人で作業するのが無難だろう。
ステーションの上部を開けると、給水タンクと汚水タンクにアクセスできる。容量は約4.5Lだ。1回の給水で最大195m2の水ふきを行える。
汚水タンクと給水タンクの間には、Dreame L10s Ultraと同様に専用の床用洗剤をセットできる。ただ、洗剤ケースの形状は異なっているので両モデルで使い回しはできない。
前面パネルを外すと、ごみを収集するダストパックにアクセスできる。容量は約3.2Lで最大80日分のごみを収集できるという。左側には予備のダストパックを収納しておくスペースがある。たまにしかメンテナンスが必要ないだけに、いざ紙パックを交換しようと思ったときに替えが見つからないなんてことも起こりがちだ。この場所に、次に使う紙パックを収納しておけるのは理にかなっているといえるだろう。
なお、Dreame L20 Ultra Completeには、メインブラシ、サイドブラシ×2、フィルター×3、ダストパック×3と付属品も豊富で、モップパッド×6セット、専用床洗剤×3もパッケージに入っている。約1年間は消耗品の購入を気にする必要がないのもポイントだ。
次に、ロボット掃除機本体を見ていこう。
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