AI活用で多機能なロボット掃除機「DreameBot L20 Ultra Complete」を試して分かったこと:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(2/3 ページ)
AI機能を生かしたハイエンド仕様のロボット掃除機が増えている。標準価格で20万超えというDreameのフラッグシップモデル「DreameBot L20 Ultra Complete」をチェックした。
モップエクステンド機能で壁際まで水ふき可能
続いて、ロボット掃除機本体について見ていこう。
ロボット掃除機本体はオーソドックスな円形スタイルだ。サイズは約350(幅)×350(奥行き)×103.8(高さ)mmで重量は約4.3kgとなっている。前面には3Dイメージングセンシングシステムを内蔵しており、AIを利用して55種類の障害物を認識する。障害を避けつつ、効果的にルートを自動生成して清掃を行える。
背面には、加圧しながら床をふき取るデュオスクラブ水ふきシステムを備える。Dreame L20 Ultra Completeは、このモップに2つの特徴がある。
1つは、業界初だというモップエクステンド機能だ。壁際を清掃する際、センサーが検知してモップを壁際ギリギリまで伸ばすというものだ。壁際の水ふきをしにくいというのは、ロボット掃除機共通の問題なので、それを解決できる仕組みはなかなか面白い。
もう1つは、モップの自動着脱機能だ。カーペットを検知するとモップをリフトアップして、カーペットを濡らさないようにするというのは以前からある機能だが、毛足の長いカーペットには対応できないという欠点がある。
その点、本機は事前に設定しておくことでカーペットエリアの清掃時になると一旦ベースステーションに戻り、モップを自動で着脱してから清掃を行える。もちろん、最大約10.5mmまでのリフトアップ機能も備えているので、着脱せずに掃除を続けることも可能だ。
掃除機として肝心の吸引力は、ロボット掃除機としてはかなり強力だった前モデル(5300Pa)をさらに上回る7000Paに達する。といっても、これがどれくらい強力なのかは、なかなか判断が難しいところだ。とりあえず、猫の毛や髪の毛、細かなホコリなどを取りこぼしてしまうことはなかったので、家庭用としては十分な性能と考えておけばいいだろう。
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