AI活用で多機能なロボット掃除機「DreameBot L20 Ultra Complete」を試して分かったこと:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(3/3 ページ)
AI機能を生かしたハイエンド仕様のロボット掃除機が増えている。標準価格で20万超えというDreameのフラッグシップモデル「DreameBot L20 Ultra Complete」をチェックした。
専用アプリで障害物の確認や設定をカスタマイズ可能
アプリ上からマップを確認できるのは、ロボット掃除機の共通機能といっていいだろう。マップの表示自体は、一般的なロボット掃除機と同じで、特に目新しい部分はない。
前モデルのDreame L10s Ultraにもあった機能だが、AI機能を搭載しているということで、経路上にある障害物を認識し、マップ上に表示できる。障害物と認識されたものは基本的にそこを避けて掃除をするようになるので、誤認識の場合には取り消すことも可能だ。基本的には、できるだけ障害物がない状態で掃除をするのが望ましいだろう。
また、アプリ上からは吸引力の強さや水ふきの方法、洗浄タイミングなどを細かく設定できる。通常はデフォルトから変更する必要はないと思うが、しっかりと水ふきをしたい場合、汚れがひどい箇所は2回目の清掃を行うといった設定を行える。
なお、これもL10s Ultraに搭載されていた機能だが、障害物検出のためのカメラを利用し、遠隔からその映像を確認できる。ロボット掃除機をリモコン操作可能なので、外出中の見守りカメラとしても利用できる。映像を録画するだけでなく、通話も可能だ。
高額なモデルだがセールやクーポンを活用したい
Dreame L20 Ultra CompleteのAmazonでの価格は、税込みで22万9800円とロボット掃除機の中でも高額だ。正直なところ誰にでもお勧めとは言いづらい。一般家庭であれば、少し安いL10s Ultraや本機の3分の1の価格で買えるD10 Plusでも十分ではないかと思う。
ただ、水ふきもできるロボット掃除機に興味はあるものの、カーペット敷の部屋が多く利用を諦めていたという人にとっては検討に値する製品だろう。
また、Amazonでは随時クーポンが発行されている他、大型セールでは価格がグッと引き下げられる傾向にある。12月1日までのブラックフライデーセール価格だと、16万860円まで下がっているので、適宜チェックするといいだろう。
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