レビュー

厚さ17mm切りでCore Ultra 9 185H×RTX 4070 LPのAI PC「ROG Zephyrus G16 (2024) 」を試す(5/6 ページ)

ASUS JAPANから、ゲーミングブランド「ROG」シリーズのノートPC「ROG Zephyrus G16 (2024) 」が登場した。スリムでパワフルなAI PCでもある本機を細かくチェックした。

薄型ながらパワフルなパフォーマンス

 ベンチマークテストの結果を見よう。Armoury Crateユーティリティーで選べる動作モードに関しては、特に言及がない限りシステムモードは「Turbo」、GPUモードは「Ultimate」で統一した。Windows 11の電源設定はArmoury Crateのシステムモードに連動しており、Turbo時は「最適なパフォーマンス」だった。参考として、2021年発売のゲーミングノートPCのスコアを掲載している。


テストに利用した環境

 まずはCore Ultra 9 185Hの性能が気になるところだが、CINEBENCH R23やCINEBENCH 2024のCPUスコアから判断すると、Core i9-13900H搭載機よりも少し上だ。比較対象の2倍以上のスコアをマークしており、薄型のボディーながらパワフルな処理性能を持続的に発揮できていることが分かる。

 3DMarkのスコアも優秀で、いずれのスコアもNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU搭載機の平均を大きく上回るスコアをマークしている。FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークで2560×1600ピクセル/最高品質で最上位の「非常に快適」評価、Far Cry 6でも2560×1600ピクセル/最高画質かつHDRオプションも有効にした状態で最低フレームレートが60fpsを上回るなど、上級のゲーミング体験ができるパフォーマンスを示している。

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CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア比較

CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較

Blender Benchmark(CPU)のスコア比較

PCMark 10のスコア比較

3DMarkのスコア比較

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(2560×1600ピクセル/最高品質/フルスクリーン)のモード別スコア

Far Cry 6ベンチマーク(2560×1600ピクセル/最高画質/フルスクリーン)のスコア

Far Cry 6ベンチマーク(2560×1600ピクセル/最高画質/DXR反射/DXRシャドウなどの拡張機能は全て有効/HDR有効)のスコア

 最後に、発熱や騒音面をチェックする。

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