自宅の自作ハイスペック環境でAI学習が可能に? GIGABYTEが「AI TOP」シリーズ製品群を一挙に投入 Intelの「新型CPU」対応マザーボードも:COMPUTEX TAIPEI 2024(3/3 ページ)
COMPUTEX TAIPEI 2024に合わせて、GIGABYTEが家庭での運用も可能なAIソリューション構想「AI TOP」を発表した。その他、ゲーミングマザーボードなどの新製品も発表したので、気になるポイントをチェックしていく。
ゲーミング向け新製品もチェック!
発表会自体はAI TOPに“全振り”だったGIGABYTEだが、展示会場にはゲーミング関連を中心にグラフィックスカードやマザーボードなどの新製品も展示されていた。「AIばかりでは……」という人もいると思うので、幾つか注目すべき製品を紹介しようと思う。
やっぱり時代は“白”
最近は「自作PC≒ゲーミングPC」という感じで、ゲームを楽しむために自作をするというケースが増えている。そんな中でトレンドとなっているのが白を基調とした製品だ。GIGABYTEもご多分に漏れず、ホワイトカラーの製品を積極的に投入している。
その1つが、Intelの第12~14世代Coreプロセッサ向けのマザーボード「Z790 AORUS XTREME X ICE」だ。GIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」のマザーボードの中でも、XTREMEはフラグシップ製品に当たる。フラグシップ製品で白、というのは他にはない特徴だ。
Z790 AORUS XTREME X ICEは、AORUSブランドのマザーボードのフラグシップモデル「Z790 AORUS XTREME X」のホワイトモデルだ。基本仕様はZ790 AORUS XTREME Xから変わりないが、カラーに合わせて一部の意匠が変わっている
Z790 AORUS XTREME X ICEの隣には、GeForce RTX 4080 SUPERを搭載するグラフィックスカード「AORUS GeForce RTX 4080 SUPER XTREME ICE 16G」が展示されていた。
AORUS GeForce RTX 4080 SUPER XTREME ICE 16Gは、4スロット厚で3連ファンを備える「AORUS GeForce RTX 4080 SUPER XTREME 16G」のホワイトモデルだ
ちなみに、両製品は全世界で300個の数量限定販売となり、製品には金色のロットステッカーも貼り付けられる。日本での発売はあるのだろうか……?
Intelの「次世代CPU」向けマザーボードも
次に紹介するのは、Intelの次世代CPU対応の「AORUS TACHYON ICE」だ。AORUS TACHYONシリーズは、AORUSシリーズのマザーボードの中では、オーバークロック(OC)に特化した製品と知られている。先に紹介した2製品で察した人もいると思うが、ICEはホワイトモデルを意味する。
本製品が対応する「次世代CPU」が一体何なのかも気になるところだが、メモリスロットが一般的なマザーボードと比べて90度異なることもポイントだ。
この「次世代CPU」向けのマザーボードとしては、「AORUS ELITE X ICE」や「AERO G」なども展示されていた。もちろん、ICEの付かないブラックモデルも用意されている。
Intelの次世代CPU向けの「AORUS ELITE X ICE」は、GPUを外しやすくするなど使い勝手にこだわったAORUS ELITEシリーズのマザーボードだ。メモリスロットこそ黒いが、それ以外の内部ピン/スロットが白いことから人気が出そうである
ブームの兆しが見える「裏配線」マザーボードも
最後に、AMDのSocket AM5対応マザーボードの新製品「B650E AORUS STEALTH ICE」を紹介しよう。
写真を見て「何かスッキリしているな」と思った人もいると思う。「STEALTH」の名前通り、このマザーボードはコネクター類を裏面に回すことで、表面には配線が出てこないように設計されている。このような「裏配線マザーボード」は、MSIやASUSTeK Computer(ASUS)も同様に投入している。
CPU、メモリ、PCI Expressスロット以外は何もない――この光景には、今でも驚いてしまうのだが、そのうち見慣れるだろうか?
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