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PCケースはピラミッドや氷山からダイヤモンドへ? AZZAの新作を見てきたCOMPUTEX TAIPEI 2024

見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」では、PC関連のブースが所狭しと並んでいる。ここでは米AZZA Technologiesのユニークなケースを見ていこう。

 台湾の台北市で開催されている見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」の会場となる台北南港展覧館第1ホールで目を引いたのは、米AZZA Technologiesのブースだ。

 昨今の自作向けPCケースは、ピラーレスケーブルの裏配線といったキーワードが話題だが、それらを意識しつつも独自路線を貫いているのがAZZA Technologiesだ。


AZZA Technologiesのブース。台北南港展覧館第1ホールの4階にある

AZZAにかかると“ピラーレス”もこうなる? そしてこの形状は!

 同社はこれまでも、氷山の輪郭にインスパイアされた「MESA」(CSAZ-811)や4面ガラスパネルで覆われた「SANCTUM」(CSAZ-810)、2つのガルウィングドアを備えた「OVERDRIVE」(CSAZ-807)など、1度見たら記憶に残るPCケースを手がけているが、ブースに飾られていたのもかなりインパクトがあった。

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楕円(だえん)形で本格水冷を導入した筒型ケース

これまでの「CUBE」より、さらにピラーレス化を進めたCUBE型ケース

3.5面ピラーレスとも言えるケースだ

俯瞰(ふかん)で見ても何だこれは感が漂うが……

横から見ると、まさにダイヤモンドの形をしているのが分かる

さらに内部に目を移すと、CPUクーラーがピラミッド型になっている

ケース背面のインタフェース

 ダイヤモンドの外観もあっけにとられたが、中を見ていくと水冷ヘッドがピラミッド型になっており、さらなる驚きを得られるのが秀逸だ。価格は499ドルとのことだが、日本でのリリースは今のところないようだ。置き場所はどうするという毎度の問題もあるが、これは物欲以上のものが刺激されるのは間違いなさそうだ。


ピラミッド型ケースも展示されている

独創的なケースだけでなく、スタンダードなPCケースや電源ユニット、冷却ファンなどもラインアップしている

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