Microsoftが「Recall」機能に関する追加情報を公開 プライバシーに配慮/iOS版「フォートナイト」が2025年後半に復活:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月9日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
画像生成AIモデル「Stable Diffusion 3 Medium」登場
英Stability AIは6月12日(現地時間)、画像生成AIモデル「Stable Diffusion 3 Medium」をリリースした。現在、非商用ライセンスおよび小規模な限定商用ライセンスであるクリエイターライセンスでリリースされており、Hugging Faceを通じてダウンロードできる。アプリケーションとして、Stable AssistantとStable Artisanからも利用可能だ。
Stable Diffusion 3 Mediumは、Stability AIの画像生成AIモデル「Stable Diffusion 3」シリーズの最新モデルで、パラメーター数は20億(2B)となっている。主な特徴は下記の通りだ。
- 全体的な品質とフォトリアリズム:ディテール、カラー、ライティングに優れ、フォトリアリスティックな出力と、柔軟なスタイルでの高品質な出力が可能になる。16チャンネルVAEなどの工夫により、手や顔のリアルさなど、他機種にありがちな不都合にも対応した
- プロンプトの理解:空間的推論、構成要素、アクション、スタイルを含む、長く複雑なプロンプトを理解するようになる。3つのテキストエンコーダーを全て、または組み合わせて使用することで、パフォーマンスと効率をトレードオフできる
- テキスト生成:Diffusion Transformer architectureにより、スペル、カーニング、文字組み、スペーシングのミスを低減し、これまでにないテキスト品質を実現する
- リソース効率:低いVRAMフットプリントにより、標準的なコンシューマー向けGPUでパフォーマンスを低下させることなく実行できる
- ファインチューニング:小さなデータセットから微妙なディテールを理解することができ、カスタマイズに最適化される
また、NVIDIAとコラボレーションし、NVIDIA RTX GPUとTensorRTを活用することで、Stable Diffusion 3 Mediumを含む全てのStable Diffusionモデルのパフォーマンスを強化する。TensorRTで最適化されたバージョンは、パフォーマンスが50%向上するという。
「Apple ID」が「Apple Account」に名称変更 2024年秋予定
Appleは2024年秋にリリース予定のiOS 18、iPadOS 18、masOS Sequoia、watchOS 11、visionOS 2、tvOS 18に合わせ、「Apple ID」の名称を「Apple Account」に変更すると発表した。
Apple IDは、Appleが提供するさまざまなサービス(App Store、Apple Music、iCloud、iMessage、FaceTimeなど)を利用するためのもの。これがApple Accountに変更されるが、その理由としては、Appleのサービスとデバイス間で、一貫したサインインエクスペリエンスを実現するためとしている。ユーザーの既存の資格情報に依存するとのことだが、具体的に名称以外に何か変わるのかは不明だ。
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