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メモリの新規格「LPCAMM2」「GDDR7」をCOMPUTEX TAIPEIで見てきた:COMPUTEX TAIPEI 2024
先週開催されていた見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」では、会場のブース各所にメモリやメモリモジュールの新規格が展示されていた。それらをチェックしよう。
6月7日まで台湾の台北市で開催された見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」では、主に南港展覧館でPCパーツ関連のブースがめじろ押しだった。
ThinkPad P1 Gen 7にも採用済みの次世代モジュール「LPCAMM2」
その中で、SK hynixのブースにはLPDDR5XをベースにしたJEDEC準拠の新型メモリ「LPCAMM2」が展示されていた。従来のSO-DIMMに比べて実装面積が少なくて済み、電力消費が削減されスピードも向上しているのがポイントだ。
また、これまでのスリム/軽量PCでの採用例が多いLPDDR5Xは基板に直付けとなるが、LPCAMM2はモジュール化されているので、交換や拡張が容易に行える。
なお、Micron TechnologyのLPCAMM2はLenovoのモバイルワークステーション「ThinkPad P1 Gen 7」に採用されており、Crucialもモジュールをリリースしている。
次世代GPU向けの「GDDR7」も
一方、SK hynixのブースでは次世代のGPU向けメモリである「GDDR7」に加え、エンタープライズ向け製品で採用される「HBM3E」や、メモリ相互接続規格Compute Express Link(CXL)対応のDDR5メモリの他、コンシューマー向けのPCIe 5.0対応SSDなどを展示していた。
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