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“NEXT GIGA”のスペック更新で各社が学習用端末をアップデート──「NEW EDUCATION EXPO 2024」レポート(5/8 ページ)

6月6日~8日にかけてTFTビル(東京・有明)で開催された「NEW EDUCATION EXPO 2024」。GIGAスクール構想第2フェーズに向けて更新された要件を満たす学習用端末のほか、校務用端末などさまざまなものが展示されていた。ここではハードウェアに焦点を絞って紹介する。

タフなデタッチャブルPCにChromeOS搭載機種が登場! Dynabook

 落としたところで壊れそうにないデタッチャブルWindows PC「dynabook K70」(以下、K70)と同じラインのChromeOS搭載端末「Dynabook Chromebook C70」(以下、C70)のモックアップが、Dynabookブースに展示されていた。


Dynabookブース

「Dynabook Chromebook C70」のモックアップ

 カラーがベージュからグレーへ変更されたこと以外はほぼ同じボディーで、コンパクトサイズの10.1型ディスプレイ、落としても衝撃を受け止めるTPUのバンパー、外れにくく確実に装着できるキーボードドック、2箇所のアンカーで外れにくいキーキャップなど、やんちゃな扱いを受けても壊れにくく、使いやすいサイズに仕上げてある。


TPU素材のバンパーでぐるりと囲っている

タブレットとキーボードドックの接続部(写真はK70)

2箇所のアンカーで外れにくいキーキャップ

 CPUはMediaTek Kompanio 520、メモリは4GBまたは8GB、ストレージは32GBまたは64GBから選択できる。インタフェースにはUSB 3.2対応USB Standard-A、USB 3.2 映像出力対応USB Type-C×2基、マイク入力/ヘッドフォン出力端子を搭載している。Wi-Fi 6に対応しており、LTEモデルも選べる。C70では、キーボードドックに収納して充電できる充電式アクティブ静電ペンが付属する。

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 K70、C70とも落下に強いデザインだが、そもそも落下しづらいよう滑り止め効果のあるTPU素材でボディーをカバーしている。

 例えば、小学生は教室内での移動も多い。必ずしも安定した水平な机の上に置かれるわけではない。そうした場合を想定して、机の上で滑りづらい製品作りをしているという。

2021年発売のdynabook K60/FSとの比較。20度の傾斜角をつけた平面上をK60/FSは勢いよく滑り落ちていくが、K70ではピタッと止まる

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