連載

「Echo Spot(2024年発売)」はスマートスピーカーでもなければスマートディスプレイでもない! 時計利用にフォーカスした新モデルを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、久しぶりのリニューアルを果たした「Echo Spot(2024年発売)」を見ていく。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

セットアップはスマホで行う アクションボタンは非搭載

 本体上部にはおなじみのミュートボタンと、音量の大小ボタンを搭載する。Echo Popで省かれたアクションボタンは、本製品でも採用されていない。

 音声で呼び掛けると、画面下に応答中であることを示す青色のバーが表示され、ミュート時はバーが赤色に、おやすみモードをオンにすると紫色へと変化する。こういった基本的な挙動は、従来のEchoシリーズのそれを踏襲している。


本体上部に、ミュートボタンと音量の大小ボタンを搭載する。上部をタップすることで、アラームを止めるスヌーズ機能も備える

付属品一覧。専用ACアダプターとクイックスタートガイドが付属する。ブラックおよびオーシャンブルーモデルでは、ACアダプターの色が黒になる

Echo Show 8のACアダプター(右)と比べると、本機のACアダプター(左)はスリムだ。タップに挿した場合に左右の口と干渉しづらいのは利点である

応答中は画面下部に青色のバーが表示される。これらの挙動は従来のEchoシリーズと共通だ

 セットアップは、スマートフォンのアプリで行う。フローは従来と大きく変わっておらず、過去にAlexaデバイスをセットアップした経験があるユーザーはもちろん、全くの初心者であっても苦労しそうな点は見受けられない。

advertisement

 設定項目については、従来のEcho Showなどと大きくは変わらない。一部なくなっている機能については、この後に詳しく見ていく。


セットアップ手順を見ていこう。Alexaアプリの新規デバイス追加画面で「Echo、Echo Dot、Echo Popなど」を選ぶ(左)。本体に電源を入れ、LEDの点灯を確認すると検出される(中央)。この後にWi-Fi回りの設定を行う(右)

設置場所を決める。このあたりまでは、Echo Showではおなじみのフローだ(左)。時計のデザインを選択する(中央)。この後にスヌーズ方法の説明などが挟まり、設定が終わる。今回はEcho Spotという製品名そのままで登録した。右上の歯車マークから設定画面を開ける(右)

設定画面その1(左)。本体側でできる設定はごく一部しかなく、大半の設定はここで行う。設定画面その2(中央)。時計回りの設定項目が充実している。設定画面その3(右)。写真の表示機能にまつわる項目が省かれている(右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.