「Microsoft 365 Copilot」に再度名称変更! 「Copilot Pages」「Copilot agents」など仕事で役立つ機能が利用可能に(3/3 ページ)
Microsoftが、企業向けMicrosoft 365における「Copilot」機能の拡張について動画を通して発表した。ビジネスの生産性向上を一層向上するための機能が順次追加されるという。
AIアシスタントをノーコードで作成できる「Copilot agent」
「Copilot agents」は、人間が利用するAIアシスタントの機能をノーコードで作成できツールだ。例えば、社内IT担当者が従業員向けに「FAQ(よくある質問)」といったコンテンツを作ると、それをもとにAIが自動応答するチャットボットを構築することが可能になる。
作成者は必要なコンテンツや情報を与え、NG行為の規定(定義)といった簡単な設定を行うだけOKだ。専属のIT担当者がいなかったり少なかったりする中小企業にとっては“福音”といえる機能かもしれない。
Aiエージェントを作成するツール「agents builder」は、Copilotのカスタマイズツール「Copilot Studio」内で提供される。既にロールアウトが始まっており、9月中に一般提供される予定だ。
SharePointとの連携機能も
10月からは「Copilot agents in SharePoint」のプレビュー提供が始まる。これはCopilot agentsとSharePointが連携して動作する機能となる。
最近は「Google Forms」や「Microsoft Forms」といったオンラインでアンケートや受付などを行うためのツールが人気を博している。こうしたツールは地味だが、企業のビジネスプロセスの改善にとって大きな効果がある。少し言い方を変えればデジタルトランスフォーメーション(DX)につながる。
より効率のよいITサポートが可能になるだけに、要注目の機能だ。
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