レビュー

Core UltraとGeForce RTX 4060搭載ノートPCで27万円切り! マウスの「DAIV S4-I7G60SR-C」を試す(2/4 ページ)

マウスコンピューターのクリエイター向けノートPC「DAIV S4-I7G60SR-C」は、可搬性を維持しつつ、Core Ultra(シリーズ1)とGeForce RTX 4060 Laptop GPUを備えたパワフルな1台だ。実機を細かくチェックした。

NPU対応のWindows スタジオ エフェクトも利用可能

 本機が採用するCore Ultra 7 155HのSoCタイルには、AI処理用のNPUコアが統合されており、AI推論処理をCPUやGPUからオフロードして処理可能だ。

 このNPUを活用した機能にはOS標準のカメラ機能「Windows スタジオ エフェクト」があり、被写体を検知してフレーミングを調整する「オートリフレーム」やリアルタイムにカメラ目線に調整する「アイコンタクト」など、高度なカメラ効果が利用できるようになっている。


Core Ultra 7 155HはNPUコアを統合しており、タスクマネージャーで存在を認識できる

Windows スタジオ エフェクトでは「オートリフレーム」や「アイコンタクト」などNPUを活用した高度な効果を得られる

外付けGPUのGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載

 GPUとしては、クリエイターPCの定番であるNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を備える。WQHD(2560×1440ピクセル)解像度で高画質のゲームプレイができる描画性能とAI処理性能、主要コーデックに対応したハードウェアデコーダー/エンコーダーも統合しており、ゲーム用途だけでなくクリエイティブ用途でも恩恵は大きい。

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GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を搭載する

メモリとストレージはBTOでカスタム可能

 メモリはDDR5-4800(PC5-38400S対応SO-DIMM)、ストレージはPCI Express 4.0 x4インタフェースのSSDを搭載する。標準の容量はメモリが16GB(8GB×2)、SSDが500GBと、クリエイター向けPCとしてはもう一声ではあるが、BTOでカスタマイズできる

 BTOでメモリは最大64GB(32GB×2)まで、ストレージ容量は最大2TBまで選べ、高速なSSD(Samsung PM9A1)を指定することも可能だ。

 適切なメモリとストレージ容量は用途や使い方で変わってくるだけに、このようにBTOで選べるのはありがたい。


メモリはDDR5-4800(PC5-38400S)を16GB備える。BTOでは最大64GBに増やせる

ストレージは、PCI Express 4.0 x4インタフェース対応のNVMe SSDを搭載する。評価機ではMicron 2400を採用していた

CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア。より高速なSamsung製PCI Express 4.0 x4対応SSD(PM9A1)も指定できる

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