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これはちょうどいいSSDだ! 容量2TBの「FireCuda 530R」を試して分かったこと(3/4 ページ)
日本シーゲイト(Seagate)の内蔵SSDに「FireCuda 530R」が追加された。先行して4TBモデルが販売されていたが、より手頃な2TBモデルを試した。
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毎秒7GBクラスの転送速度でランダムアクセスも速い!?
それでは、ここからはシステムを構築して本SSDをテストしてみよう。検証環境は下記の通りだ。
| 検証に利用したPC | |
|---|---|
| CPU | Intel Core i9-13900K(24コア32スレッド) |
| マザーボード | ASRock B660 Pro RS(Intel B660チップセット搭載) |
| グラフィックス機能 | CPU内蔵GPU(Intel UHD Graphics 770)を利用 |
| メモリ | 32GB(DDR4-3200 16GB×2枚) |
| システムSSD | PCI Express 4.0 x4(1TB) |
| OS | Windows 11 Pro |
まずCrystalDiskMarkでは、連続読み出しが毎秒7100MB、同書き込みが毎秒7000MBといった結果だった。ランダム読み出し(Q1T1)は毎秒86MB、同書き込みは毎秒390.6MBだった。ここもPCI Express 4.0 x4接続のハイエンドモデルらしい転送速度で、特に4.0側はけっこう速めの印象だ。
IOPS表記で見ると、ランダム(Q32T16)は129万8821IOPSで公称値に近く、同4.0は162万3708iopsで公称値よりも高い値だった。
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AS SSD Benchmarkのスコアは読み出しが4195、書き込みが6602といったスコアだ。コピーベンチマークではISOが毎秒3542MB、プログラムが毎秒1931MB、ゲームが毎秒3209MBといった速度だった。
また、ATTO Disk Benchmarkはキュー数を1~32まで設定して計測、グラフ化してみた。
ゲーミング向けということで3DMarkのStorageベンチマークでは2184ポイントだった。
PCMark 10は、Full System Drive Benchmarkが3036、Data Drive Benchmarkが5191ポイントだった。
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