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これはちょうどいいSSDだ! 容量2TBの「FireCuda 530R」を試して分かったこと(2/4 ページ)

日本シーゲイト(Seagate)の内蔵SSDに「FireCuda 530R」が追加された。先行して4TBモデルが販売されていたが、より手頃な2TBモデルを試した。

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ヒートシンク付きモデルはマザーボード側スロットの状態を要チェック

 今回メーカーから借用できたのは容量2TBモデルで、ヒートシンク付きの「ZP2000GM30073」だ。パッケージ写真もヒートシンク付きで、ここを見ればヒートシンクなしモデルと区別できる。パッケージに含まれるのは、製品本体とクイックスタートガイド、Rescue Data Recovery Servicesの冊子、保証を解説する冊子だ。

日本シーゲイト SSD FireCuda 530R 540 530 M.2 2280 内蔵 PCIe 4.0 x4 PCI Express
付属品一覧

 本体に装着されているヒートシンクは、フラットな形状でSeagateロゴとFireCudaロゴ、FireCudaのテーマカラーのオレンジのラインが描かれている。

日本シーゲイト SSD FireCuda 530R 540 530 M.2 2280 内蔵 PCIe 4.0 x4 PCI Express
ヒートシンクの形状はフラットだ
日本シーゲイト SSD FireCuda 530R 540 530 M.2 2280 内蔵 PCIe 4.0 x4 PCI Express
製品名などのシールは裏面にある

 ヒートシンク全体の厚さは10mm程度だ。大ざっぱに厚さを測ると、基板表面の厚みが約7mm、基板が約1mm、基板裏面の厚みが約2mmくらいだった。ヒートシンク付きM.2 SSD全般に言えるが、裏面冷却用にヒートシンクを設けていたり、サーマルパッドを貼っていたりするM.2スロットには装着できない。

 その上で、一見するとヒートシンクを取り外せそうに見えるが、Seageteとしては「SSDが破損する恐れがあるため、取り外すことはできません」と注意喚起している。

日本シーゲイト SSD FireCuda 530R 540 530 M.2 2280 内蔵 PCIe 4.0 x4 PCI Express
FireCuda 530Rの前面(左)と背面(右)全体でおよそ10mm厚、裏面側も2mm程度ある

 FireCuda 530Rを選ぶ際、ヒートシンク付きを選ぶべきかヒートシンクなしモデルを選ぶべきかは、搭載予定のM.2スロットをよく確認しよう。マザーボードにM.2用のヒートシンクがないならばヒートシンク付きを、M.2ヒートシンクがあまりにシンプルなものならばこれもヒートシンク付きがよいだろう。

 一方、本製品のターゲットであるゲーミングユーザーやクリエイターは、おそらくハイエンド寄りのマザーボードとの組み合わせと思われる。大型のM.2ヒートシンクを搭載しているならば、特に裏面冷却設計だったならばヒートシンクなしモデルを選ぶのがよいだろう。データドライブ(Dドライブなど)としてセカンダリー以降のM.2スロットに装着する場合も、そこにM.2ヒートシンクがあるかないかで選べばよい。

日本シーゲイト SSD FireCuda 530R 540 530 M.2 2280 内蔵 PCIe 4.0 x4 PCI Express
両側面に計4カ所ネジがあり、ヒートシンクは外せそうな構造だが取り外しはNGだ(サポート保証対象外となる)

 本レビューのように製品本来の性能を見るという観点からすれば、使用するマザーボード(のM.2ヒートシンク性能)に左右されないヒートシンク付きモデルがベストだ。それでは実際のパフォーマンスを計測してみた結果を紹介しよう。

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