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Microsoft 365 CopilotがNPUによるローカル処理に対応/「Google ドライブ」のArm版Windows 11ネイティブアプリ登場週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月17日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

Windows向け「ChatGPT」の公式アプリ登場

 OpenAIは11月15日(現地時間)、ChatGPTのWindows向け公式アプリをリリースした。macOS向けには6月にリリースしており、約5カ月遅れでの公開となった。

 アプリはMicrosoft Storeからダウンロードが可能だ。基本的にはWeb版の機能のままだが、アプリ版ならではの特徴として「Alt+Spaceキー」のショートカットでChatGPTを起動できる。このショートカットは、デフォルトではPowerToysのPowerToys Runなどとバッティングするが、ショートカットは設定メニューから変更可能だ。

Windowsの「Recall」機能は既定で無効化に

 Microsoftは11月19日(現地時間)、年次イベント「Microsoft Ignite 2024」でCopilot+ PCに搭載される「Recall」が既定では無効になると説明した。

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 Windows 11 24H2向けは「KB5046617」、Windows 11 23H2/22H2向けは「KB5046633 」、Windows 10(22H2/21H2向け)は「KB5046613」、Windows 10(1809向け)は「KB5046615」となる。


Microsoftは、Recall機能が既定で無効になると改めて説明した

 Recallは、Windows上の表示をスナップショットとして定期的に記録し、Copilotによって後から内容を探せるという機能だ。「前に画面上で見ていた白いスニーカーはどこのブランドか」といった場合に、表示していたタイミングの画面表示を見つけられるようになる。

 当初、6月にInsider Preview向けとしてプレビュー公開される予定だったが、プライバシーに関する懸念が払拭されていないとして10月に延期。その後、11月にも再度延期していた。

 Recallが既定で無効になるということは6月時点で発表されていたが、組織でRecallを使用する場合に安全で制御可能なエクスペリエンスが必要とのフィードバッグが寄せられたとのことで、改めてアナウンスされた。

 加えて、組織で利用する場合には、IT部門が新しいポリシーを通じてこの機能を有効にしてから、従業員がオプトインできるようにするとのこと。また、追加のデータ暗号化レイヤーやWindows Hello保護などのセキュリティ強化も行われる。

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