レビュー

ゲームボーイ世代直撃な縦型Androidデバイス「AYANEO POCKET DMG」を試す(1/4 ページ)

レトロな縦型ゲーム機をほうふつとさせる、どこか懐かしいデザインに仕上がっているAndroidゲーム機「AYANEO POCKET DMG」を紹介する。

 ゲーミングデバイスを多数発売しているAYANEOが、2025年1月31日に縦型レトロデザインのAndroidゲーム機「AYANEO POCKET DMG」を発売する。事前に実機をじっくり触れる機会を得られたので、デザインや動作のパフォーマンス、実際にゲームプレイしたときの様子を詳しく紹介しよう。


かつてのゲームボーイをほうふつとさせる「AYANEO POCKET DMG」

AYANEO POCKET DMGの外観をチェック!

 まずはAYANEO POCKET DMGの外観をチェックしていこう。まさにゲームボーイを思い浮かべてしまいそうな、どこか懐かしいデザインに仕上がっている。最低限のボタンだけでなく、最近のゲームにも対応できるようにジョイスティックとタッチパッドも搭載している。


どこか懐かしさを感じるデザインを採用しつつ、ジョイスティックやタッチパッドなど、最近のゲームをプレイするために必要なインタフェースがそろっている

箱を開封したところ

30代以上なら懐かしさを感じてしまうデザインではないだろうか

 右側面にはカスタマイズが可能なボタンが2つと、指紋認証センサーを搭載した電源ボタン、microSDメモリ-カードスロットが用意されている。

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見た目からは想像できなかったが、指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンが実装されている

 レトロなデザインでありながら、指紋認証センサーやmicroSDメモリーカードスロットなど、Androidデバイスとして活用する際に便利な機能もしっかり搭載しているので実用的だ。ユーザーからすると非常にありがたい。

 続いて左側面を見ていこう。こちらもカスタマズ可能なボタンが2つと、「MagicSwitch」と呼ばれるスクロールホイール、そして後述するパフォーマンスモードを切り替えられるターボスイッチが用意されている。


大きな特徴ともいえる「MagicSwitch」は、多機能なスクロールホイールに注目

 この中でもMagicSwitchは特に便利だ。スクロール操作を行うと音量調整やミュート切り替えを行えるだけでなく、長押しによってその他の機能を呼び出せる専用メニューが画面上に表示され、任意の機能を割り当てられる。

 縦型という特性上、ファーストインプレッションでは「Androidの操作や現代的なゲームの操作に一部不便さを感じるのでは」という懸念があったが、操作面において不便さを感じさせない工夫が随所に感じられた。

 続いて背面を見てみよう。大きなR1/R2、L1/L2ボタンが配置されている。こちらのボタンはゲームプレイ時の操作に役立つものだが、何よりAYANEO POCKET DMGのグリップ感の向上にも役立っているとも感じた。


背面のR1/R2、L1/L2ボタンはゲーム操作だけでなく、AYANEO POCKET DMGの持ちやすさも兼ねている

 懐かしさを感じるレトロデザインを犠牲にせず、使いやすさや持ちやすさを向上させる工夫が随所に見受けられる点や豊富なカスタマイズ性を備えており、単なる“見た目”だけというわけなく、使っていてワクワクできる製品に仕上がっている。

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