カメラ、スマホ、PC──「持ち歩き」にこだわった2024年ベストバイ(1/3 ページ)
ITmedia PC USER/Mobileのライター陣が、2024年のベストバイ商品を紹介します。
2024年も残りわずか、といっても全く年末感はないのだが、編集部から「2024年のベストバイ、書いてください!」と依頼が来たことで、やっと年末感が出てきた。
特にスマートフォンやPCに限らず、ベストバイだったものを何でも紹介していいらしいので、筆者が2024年に購入した中で「日々持ち歩いているもの」という観点からベストバイを紹介したい。
(1)iPhone 16
以前に比べて買い替え頻度も、購入する台数も(個人的に)大人しくなったスマホだが、それでも仕事柄、複数台を持ち歩くし、それぞれ年に1度以上の買い替えを行っている。
筆者はメインにiPhoneを、サブにAndroidという構成の2台持ちユーザーだ。まれに飛び道具的な機能に興味を持って3台目を追加することもあるが、基本的には2台をそれぞれ年1で買い替えている。全てを合わせると、年間購入台数は大体5~6台といったところ。実際、2024年を振り返ってみると、6台のスマホを購入していた。
その中で2024年のベストバイに挙げたいのは「iPhone 16」だ。あまりにもフツーすぎる選出でつまらない気もするが、筆者にとってこれがベストバイだったから許してほしい。
iPhone 16をベストバイに挙げた理由を一言で表すと、「バランスがいいから」だ。ここ最近のiPhoneは、新モデルが出ても無印モデルは前世代のチップセットが搭載されていて、Proモデルとの価格差や機能の差に少しだけガッカリ感があった。
しかし、iPhone 16はGPUのコア数など差別化されている部分はあれど、Proシリーズと同じ最新世代のチップセットを搭載している。
2023年モデルは「iPhone 15 Pro/Pro Max」にだけ「アクションボタン」を搭載するなど差別化があったが、今回のiPhone 16シリーズでは、無印もProも共通して「カメラコントロール」が追加されている。
細かなことを言えば、ディスプレイはProシリーズの方がハイリフレッシュレートや常時表示に対応していたり、ベゼルも今まで以上に細くなったりなど、上位モデルらしい仕様もある。
しかし、処理性能や物理ボタンによるUXで、無印とProとの差が小さくなっているのは「まとまりがいい」「買い得感がある」と感じられ、実際に3カ月ほど使った現在も、大きな不満を感じないどころか、大変満足している。
日本国内ではまだ先となるが、目玉機能の「Apple Intelligence」にもiPhone 16は対応するため、Proじゃないモデルを選んだことで「Proにしておけばよかった」と思う点が少ないあたりも含め、iPhone 16はバランスのいい1台といえるだろう。
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