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「AI PC」の販売比率が15%突破、27年には50%に――日本HPがAI対応をさらに拡充する製品群を披露(3/3 ページ)

日本HPが東京都内で事業戦略説明会を開催した。説明会では「CES 2025」でグローバル発表された製品の一部を日本に投入する計画が明らかとなった。主要な新製品を見てみよう。【修正】

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モジュール式のゲーミングマウス

 HyperXのゲーミングマウス「Pulsefire Saga」シリーズは、モジュール式のデザインを採用していることが特徴だ。交換用のシェルやボタンを切り替えて形状を細かくカスタマイズ可能で、最大16通りの組み合わせに対応する。

 さらに、3Dプリンタ用のデータも公開される予定で、3Dプリンタを持っていれば独自形状や色違いのパーツを製作可能だ。

 本製品には有線版とBluetooth対応の無線版(Pro Wireless)が用意されており、ユーザーの手の大きさやプレイスタイルにいろいろ選びやすい。

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HyperX Pulsefire Sagaは、モジュール式でカスタマイズできるゲーミングマウスだ(写真は有線版)

Polyの新型ヘッドセットも参考展示

 HPの事業部の1つとなった「Poly(ポリー)」は、国内未発表のポータブルヘッドセット「Voyager Legend 30」と「Voyager Legend 50 UC」を参考展示していた。

 いずれも4基のマイクを搭載し、AIで口元の音声と周囲の雑音を解析・分離することでノイズを低減し、風切り音を抑える「WindSmartテクノロジー」を備える。

 両製品共に日本でも発売する方向で検討が進められているが、時期など詳細は未定だ。


Polyの最新ポータブルヘッドセット群。Voyager Legend 30(中央)とVoyager Legend 50 UC(右)は国内未発表だが、発売する方向で検討が進められている

AIで印刷レイアウトを最適化する「HP Print AI」 日本提供は?

 PCだけでなく印刷にもAI活用を広げる取り組みとして、HPが開発中の「HP Print AI」も紹介された。

 HP Print AIはHP製プリンタのデバイスドライバに付属するAI機能で、Webページやスプレッドシートなど複数ページに分割されがちなコンテンツをAIが自動解析し、きれいに1枚に収めるレイアウト最適化を行える。

 現在、本機能は米国でβ提供が行われている。日本市場については、既存モデルへの適用の可否など各種検証を行った上で導入するかどうか決めるとのことだ。


HP Print AIは米国で一部ユーザーを対象にβテスト中だ。日本での展開は、検証を経て判断される

 日本国内での正式展開や既存プリンターへの適用可否は今後の検証を経て判断される見込みだ。

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