レビュー

「OpenMeet UC」はメガネとの相性良好! 着け心地抜群で軽量の骨伝導/オープンイヤーヘッドセットを試して分かったことイヤフォン/ヘッドフォン ナビ(1/3 ページ)

耳をふさがない骨伝導イヤフォンを多数用意するShokzから、音声通話に特化した「OpenMeet」が登場した。オープンイヤーならではのメリットが感じられる製品だ。

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 Shokzは1月16日、オフィスや自宅での通話利用を想定したオープンイヤーデザインのヘッドセット「OpenMeet」を発売した。直販サイトの価格は3万4800円だ。Bluetoothドングルが付属した「OpenMeet UC」(USB Type-CタイプまたはUSB Standard-Aタイプ)は3万9880円となる。OpenMeetとOpenMeet UCの違いはドングルの有無だけで、本体自体は共通だ。


Shokzのオープンイヤーデザインヘッドセット「OpenMeet UC」

 Shokzは最近、骨伝導ではない「OpenFit 2」などもリリースしているが、OpenMeetは骨伝導と空気伝導を併用しているのが特徴となっている。オープンイヤー構造は、装着時に耳を塞がないため周囲の音が聞こえる反面、騒がしい環境ではヘッドセットからの音声を聞き取りづらいという弱点がある。

 その点、OpenMeetは骨伝導も併用しており、ある程度の騒音下でも音声をしっかりと聞き取ることができる。オフィスなどでは利用するにはピッタリの製品といえるだろう。

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耳をふさがないオープンイヤーデザインを採用する。骨伝導と空気伝導を併用したハイブリッド仕様となっている。メガネと干渉しないのも見逃せないところだ

正面から見たところ。独特な形状のおかげで、メガネのテンプルとの干渉を回避できる

軽量かつ装着感もクッションで選べるヘッドセット

 本体質量は約78gと非常に軽量で、長時間の装着でも疲れにくい。また、頭部に当たる部分のクッションが交換可能になっているのはヘッドセットとしては珍しい仕様だ。クッションを交換することでフィット感を微調整できるため、より快適な装着感を得られる。


頭に当たる部分のクッションの厚みをS/M/Lの3つから選択可能だ。標準ではSサイズが装着されている

クッションを横から見たところ。厚さが異なるのが分かる

付属品一式。専用ケース、USB Type-Cケーブル、Bluetoothドングル(LOOP120 ワイヤレスアダプター)、交換用クッション、各種マニュアルが付属する

 ヘッドピースは伸縮ロッドで上下調節が可能を行えるので、頭の形状や好みに合わせて位置を変えやすい。


ヘッドピース部が伸縮して、位置合わせが可能になっている

ヘッドバンド部は非常に柔軟に作られている。このため締め付けはあまり強くなく、どちらからというとクッションで頭に乗せているという印象だ

 操作系は右側ユニットに集約されている。電源ボタンを兼ねたマルチファンクションボタン、通話応答と終話用の専用コールボタン、そしてミュートボタンの3つを搭載している。マルチファンクションボタンは音楽の再生/停止に加えて、上下に倒すスティック形状になっているため、上げれば音量アップ、下げれば音量ダウンを行える。


突起のように見えるのがマルチファンクションボタンで、マイクアームの付け根に見えるボタンが専用コールボタンだ。後者は通話専用のボタンとなる

耳に接する部分はゴム製だ

操作部は右側に集約されている
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