CPUブロックにL字型の有機ELパネルを組み込んだ簡易水冷キットが登場:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
ライティング系の自作マシンで、装飾の中心になりつつあるのが簡易水冷ユニットのCPUブロック部分だ。そこに、湾曲した有機ELパネルを採用した簡易水冷キットがTRYXから登場し、話題となっている。
「“新宿の東口猫”的なことが自作でできちゃいます」
大型連休明けのPCパーツショップで話題となっていたのが、TRYXの簡易水冷キットだ。CPUブロック上部にL字に曲げた6.5型の有機ELパネルを組み込んでいるのが特徴となる。ラジエーターファンが光らない「PANORAMA 360」と、ARGBファンを採用した「PANORAMA 360 ARGB」、CPUポンプ部分のVRMファンを省き、ARGBファンを備えた「PANORAMA SE 360 ARGB」があり、カラーバリエーションはブラックとホワイトがある。
価格は順に5万3500円前後と5万5000円前後、4万2000円前後だ。
入荷したオリオスペックは「ディスプレイのために4コアCPUと2GBのメモリや8GB ROMを搭載していて、PCのリソースを食わない作りになっています。CPUブロックの上部は、マシンを飾りたい人にとって主役ともいえるスポットになっています。そこにL字画面です。マシン内部に“新宿東口の猫”(3D屋外広告で有名なクロス新宿ビジョン。動く三毛猫の動画が有名)が飼えたりするかもしれないわけで、気になる人は少なくないでしょうね」と面白がっていた。
TSUKUMO eX.も高く評価していた。「職人肌なメーカーみたいで、かなりの気合いを入れた作りですね。PANORAMA SE 360 ARGBもVRMファンを省いただけでなく、ディスプレイを90度回転できたりしますし。再入荷できるかは微妙な感じなので、高価ですが、欲しい人は早めに手に入れるのがいいと思います」という。
なお、簡易水冷キットとしては6年保証だが、ディスプレイ部分は2年保証となる点は注意しておきたい。
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