MicrosoftがCopilot+ PCやWindows 11向けの新機能を紹介/OpenAIが営利企業化を断念 今後も非営利法人が運営:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月4日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
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MicrosoftがCopilot+ PCやWindows 11向けの新機能を紹介
Microsoftは5月6日、Surfaceの新モデルと共に、Copilot+ PCやWindows 11向けの新機能を発表した。これら機能の多くは、まずはWindows Insider向けに提供する。
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Copilot+ PC向け機能
Copilot+ PCでは、「設定」アプリにAIエージェントを追加された。ユーザーは「音声でPCを操作する方法」や「マウスポインタが小さすぎる」など、自然な言葉で質問をすることが可能になる。ユーザーが許可すれば、エージェントが設定変更を完了することもできるという。
「Windowsキー+Qキー」などで呼び出せるClick to DoやWindows検索も強化される。Ask Copilotを使ってテキストや画像に操作を加えたり、Microsoft Wordでコンテンツの下書きを作成したりできるようになる。
「フォト」アプリでは、最大3つの光源を配置して照明効果を調整できるRelight機能が追加される。「ペイント」には、テキストからカスタムステッカーを作成できるペイントステッカージェネレーターを導入される。また、AIによるオブジェクト選択も可能になる。
「Snipping Tool」には、コンテンツが収まるようにキャプチャー領域を自動調整する「パーフェクトスクリーンショット」や「テキスト抽出ツール」「カラーピッカー」が追加される。
Windows 11の新機能
スタート画面にスマートフォンコンパニオンが統合され、スムーズに接続済みのAndroidデバイスやiOSデバイスにアクセスできるようになる。エクスプローラーにもAIアクションが追加され、右クリックからコンテンツの要約や画像の編集などのアクションを実行できる。
「メモ帳」では、プロンプトからテキストを作成したり、要約したりできるようになる。また、Markdown形式の入力もサポートする。
「Copilot」自体も強化され、アプリの画面をCopilotと共有できる「Copilot Vision」、Copilotキーの長押しで音声通話を開始する「Press to Talk」を導入される。また、「Hey,Copilot!」という音声ワードでCopilotを起動できる機能も導入予定だという。
OpenAIが営利企業化を断念 今後も非営利法人が運営
OpenAIは5月5日、組織構造の見直しに関する新たな方針を発表した。非営利団体によって組織の監督、管理を行う現在の構造を今後も維持するという。
非営利団体として発足したOpenAIだが、ミッションとして掲げる汎用(はんよう)人工知能(AGI)の普及には、膨大な資金が必要となる。よって以前からその傘下に営利組織を抱えているが、現在の体制では非営利団体である理事会が、資金提供する人々の利益を直接考慮することができないとして、2024年12月に既存の営利組織をPBC(Public Benefit Corporation:公益法人)に転換し、PBCがOpenAIを運営するという方針を発表していた。
しかし、市民リーダーの意見を聴取し、米デラウェア州司法長官およびカリフォルニア州司法長官と建設的な対話を行った結果、非営利団体がOpenAIの経営権を維持することに決定した。営利組織のPBCへの移行は予定通り実施されるが、非営利団体がPBCの大株主となり、管理していくという。
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