Ryzen X3DやGeForce RTX 5090、BarraCuda 24TBが買いやすい週末:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
長らく「枯渇」や「売り切れ」とひも付いて語られることの多かったパーツが、いずれもそろって買いやすくなってきた週末。ハイエンドマシンを組むなら、最高のタイミングかもしれない。
「COMPUTEX TAIPEI 2025の開催中は“待ち”の空気が漂いますね」とは、某ショップのベテラン店員さんのコメントだ。
「潤沢……ではないですが」――Ryzen 9 9950X3DやGeForce RTX 5090の在庫事情
例年、COMPUTEX TAIPEIの開催中(2025年は5月20~23日)はPCパーツの新製品が控えめになり、話題の中心が海を越えがちになる。しかし、2025年は別の角度から売り場に注目が集まっている。これまで慢性的に供給不足だった複数のパーツが、比較的安定して入荷しているためだ。
とりわけ今週末に目立っているのは、AMDの人気CPUシリーズ「Ryzen 9 X3D」だ。2025年3月の登場以来、長らく品薄が続いている「Ryzen 9 9950X3D」や「Ryzen 9 9900X3D」、2024年11月発売の「Ryzen 7 9800X3D」などの在庫が復活しているショップが複数ある。
TSUKUMO eX.は「潤沢……ではないですが、まとまった数量が入荷しました。待っていた人が多いシリーズだけに、週末に満を持して来店する方も少なくないと思います」と話していた。週末時点で9950X3Dが再び売り切れとなっているショップもあるが、街全体では在庫が見つかる状況だ。
また、GeForce RTX 5090を搭載したグラフィックスカードを通常販売するショップもじわじわと増えている。ドスパラ秋葉原本店は「型番指定だと厳しいですが、GPU単位でいえばそれなりに在庫がある状況です。だいぶ供給が安定してきて、ほしい人に届けられるようになってきたんじゃないかと思いますね」という。
関連記事
「光より木!」 トレンドの背景に往年の自作ユーザーとWindows 10が関係
ディスプレイを使ったデコレーションも可能になった自作PCの世界だが、「ゲーミング」の個性が際立つ程に、それ以外の潮流も目立つようになってきた。その背景にもいろいろある。普段使い用のHDDも10TBの大台に――WD Blue大容量モデルが登場
NASやサーバ向け、監視カメラ向けなどではなく、普段使い用のHDDで10BTBや12TBモデルを選べるようになった。マシンのボリュームをドカンと大容量にしたい人に朗報だ。「光より木!」というシック派がじわじわ増加中の自作PCかいわい
イルミネーションでPCを飾る選択肢が広がる一方で、「落ち着いた仕上がりにしたい」というユーザーも増えている。後者のニーズに響く木枠ケースがLian-Liから登場した。CPUブロックにL字型の有機ELパネルを組み込んだ簡易水冷キットが登場
ライティング系の自作マシンで、装飾の中心になりつつあるのが簡易水冷ユニットのCPUブロック部分だ。そこに、湾曲した有機ELパネルを採用した簡易水冷キットがTRYXから登場し、話題となっている。MSIから新たな裏配線マザー&ケースが登場!
大型連休の最中に、MSIからは裏配線デザインのマザーボードが登場し、スケルトンカラーの4Kマウスやキーボード付きのリモコンやゲームパッドが売り場を賑わせていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.