普段使い用のHDDも10TBの大台に――WD Blue大容量モデルが登場:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
NASやサーバ向け、監視カメラ向けなどではなく、普段使い用のHDDで10BTBや12TBモデルを選べるようになった。マシンのボリュームをドカンと大容量にしたい人に朗報だ。
今週、Western Digitalから3.5インチHDDの新製品が複数登場している。
10TBモデルで3.2万円! 12TBモデルで3.4万円!
普段使い向けのスタンダードシリーズ「WD Blue」は、10TBモデル「WD100EAGZ」と12TBモデル「WD120EAGZ」がラインアップに加わった。NAS向けの「WD Red Plus」シリーズも10TBモデル「WD100EFGX」と12TBモデル「WD120EFGX」が登場している。価格は順に3万2000円弱と3万4000円弱、4万1000円前後、4万6000円強となる。
いずれも7200rpmで、512MBのキャッシュを備えている。
とりわけ目立っていたのは、WD Blueシリーズの2モデルだ。TSUKUMO eX.は「スタンダードシリーズで10TBを超えるモデルはなかなか貴重です。価格的にも手を出しやすいので、どちらも人気が出そうです」という。
実際、10TB以上のHDDはNASやサーバ向けシリーズが大半だ。WD Blueにしても、これまでの最大容量である8TBモデルが登場したのは2023年12月のことで、それ以上の容量が登場するまでに1年半を要したことになる。
同店は「SSDほどの速度を求めないファイル置き場として、スタンダードなHDDの需要は今も根強くあります。そして、保存したいデータの総量はどうしても増えていきます。これまでは6TBや8TBで十分だったのに、ちょっとずつ10TBや12TBの広さが欲しくなっていくというのは自然な流れかもしれませんね」としみじみ語っていた。
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