「キッザニア東京」をマウスコンピューターが貸し切り “ひと仕事”終えた子どもたちに話を聞いた(3/4 ページ)
「キッザニア東京」にパビリオンを構えるマウスコンピューターが、同施設を貸し切る「マウススペシャルデー 2025」を開催した。同社から招待を受けた親子が多く訪れる中、その様子を見守ってきた。
「パソコン工場」で頑張る子どもたちを見た!
キッザニア東京のパビリオンを一通り見学した後、マウスコンピューターが提供する「パソコン工場」パビリオンを訪れた。
このパビリオンはキッザニア甲子園に設置されているパビリオンと同様に、ゲーミングPCをオーダー通りに組み立てて出荷するという仕事を体験できる。
ただし、編集部員が見た限り、甲子園では「Intel CPUのゲーミングPCを組み立てる」ところ、東京では「AMD CPUのゲーミングPCを組み立てる」ようになっていた。もっとも、CPUのメーカーが違うだけでやることに変わりはない。
どのような流れで職業体験が進むのか、今回は“なゆ”さん(5歳)に協力してもらいつつチェックしてみよう。
おことわり
キッザニアではパビリオンの“内側”からの撮影を禁止しています。今回は取材のため、特別な許可を得た上でパビリオンの内側から撮影を行っています。
ステップ1:ゲーミングPCとは何なのかを学ぶ
まず、「ゲーミングPCとはどのようなものなのか」「グラフィックスカードが入ることで、映像がどれだけ美しくなるか」をパビリオンスタッフが子どもたちに説明する。もちろん、言葉は子どもでも分かるように平易だ。
ステップ2:パーツのピッキング
次に、組み立て用のパーツをピッキング(確保)する方法を聞き、実際にピッキングを行う。
ピッキングは、実際の工場と同じように以下の手順で行われる。
- 「オーダーシート」を受け取る
- ピックアップコーナーでオーダーシートに記載されたバーコードを読み取る
- ライトが光った所にあるパーツを取り出しトレイに載せる
- パーツを取ったらライトを押して消す(3~4はパーツの数だけ繰り返す)
とはいえ、ここは子ども向けのパビリオン。ピッキング対象のパーツは「CPU」「メモリ」「グラフィックカード」「SSD」の4点のみとなる。
説明が終わると、「オーダーシート」を受け取ってからピックアップコーナーへと向かい、バーコードを読み取って指示通りパーツをピッキングする。パーツをそろえたら、自分の組み立てブースに行って組み立て作業の開始だ。
ステップ3:組み立て
組み立てブースに着席したら、「まずはCPU」「次はメモリ」という具合に、レクチャーを受けながらゲーミングPCを組み立てていく。
手順は言葉だけでは伝わりづらい部分も多いので、各ブースにあるディスプレイに映し出された図を見ながら、向きなどを確認しつつ挿し込んだりネジを止めたりして組み立てていく。
最後に、フロントパネルで蓋をして、電源を入れる。最も緊張する瞬間だ。
無事に組み立てられたゲーミングPCは、パソコン工場奥のベルトコンベアに載せられて、注文者の元へと届けられる――という体験となっている。
これで、「パソコン教室」での仕事は終了だ。
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