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17型2.5KのEHOMEWEI製モバイルディスプレイを試す 5年保証でタッチやペンにも対応モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

中国EHOMEWEIから、17型でペン入力にも対応したモバイルディスプレイ「RQG-170PW」が登場した。実機を試して分かったことをまとめた。

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縦置きでも使いやすくタッチ入力とタッチペンもサポート

 では実際に使ってみよう。接続方式は、USB Type-CもしくはHDMIの2種類だ。USB Type-Cは2基あるが、タッチ操作をサポートするのは中央寄りのポートのみとなっている。前述のようにこれらポートはスタンド内側に配置されているので、本体をノートPCの左右どちらに置いた場合でも、ケーブルが干渉しないのは利点だ。

 また同じ理由で、縦置きにした場合もケーブルがボディー上部から突出することなく、後方へとうまく逃がすことができる。無理なく縦置きができるという意味で、縦向きでの利用機会が多いユーザーにはフィットするだろう。

 画面はデフォルトではやや赤みが強く感じるが、横方向から見た場合でも暗く感じることもなく、なにより2.5K解像度ということで高精細だ。なお144Hzのリフレッシュレートは接続しただけで利用できるわけではなく、Windowsの「ディスプレイの詳細設定」で切り替える必要があるので注意したい。

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 さらに本製品はパススルー給電にも対応しており、本製品に接続したPCに電源を供給できる。試しに最大100Wの充電器につないだところ、本製品に接続したノートPCからは60Wの電源だと認識された。付属の充電器は最大出力が30Wとややパワーに乏しいため、ノートPCに安定して電力を供給したければ、より出力の大きい充電器を調達した方がよいだろう。


ケーブルはスタンド内側に挿す仕組みなので、配線の取り回しはよい

14型のモバイルPC「ThinkPad X1 Carbon Gen9」と並べたところ。17型ということでかなりの迫力がある

明るさを100%にした状態。斜め方向から見ても画面端が暗く感じることもない

ノートPCの右側に配置する場合、右方向に出たケーブルが折り返す形になる。ケーブル長が足りないわけではないが、これは逆向きの配置の方がよかったかもしれない

ノートPCと背中合わせに置く場合も、フットプリントが狭いため場所を取りにくい

角度調節こそできないものの、標準のスタンドで縦置き利用にも対応する

ケーブルはスタンド内側から出るので、縦置き時に上部に突き出すようなこともない

パススルー給電にも対応する。最大100Wの充電器につないだところ、接続先のノートPCからは60Wの電源につないでいると認識された

 さらに本製品はタッチ操作およびタッチペンによる入力にも対応する。タッチ操作はWindowsとmacOS、さらにはスマホにも対応しており、反応も良好だ。本製品に限ったことではないが、タッチしているのに別のウィンドウでタッチが認識されてしまう場合は、Windowsのコントロールパネルにある「タブレットPC設定」で、タッチに用いるディスプレイを指定することで正しく動作するようになる。

 一方のタッチペンはMPPプロトコルをサポートしており、Windowsでは4096段階の筆圧感知と45度の傾き検知に対応している。連続使用は最大22時間で、充電はUSB Type-Cケーブルで行う。なおデフォルトでは画面に先端を近づけると十字のカーソルが表示されるが、不要な場合はWindowsの「ペンとWindows Ink」にある「カーソルを表示する」のチェックボックスを外せば非表示にできる。

 なおタッチペンを用いる場合は、通常の立て方ではなく天地を逆に設置した方が安定して描画できる。本製品のスタンドは90度を超えて開かないようになっており、筆圧によってスタンドが倒れてしまうこともない。使い勝手とギミックがきちんと連動している好例と言える。


タッチによる操作も可能だ。Windowsでは10点マルチタッチに対応している

付属のタッチペン。MPPプロトコル準拠で4096段階の筆圧感知に対応する

Windowsの「ペイント」で利用している様子。タッチペン利用時は、本体を天地逆にすると安定する

画面にペンの先端を近づけると、十字のポインターが表示される

充電はUSB Type-C経由で行う。充電が完了すると上部ボタン手前にあるLEDが緑になる

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