米Amazon、手書き対応の新型「Kindle Scribe」を発表 初のカラーモデル、Alexa+連携も
米Amazonが新型「Kindle Scribe」を発表。シリーズ初のカラーモデル「Colorsoft」も登場し、AIによるノート検索などソフトウェアも進化している。
米Amazonは9月30日(現地時間)、ペン入力に対応する電子ペーパーデバイス「Kindle Scribe」の新モデルを発表した。本体のデザインを刷新した他、新たにカラー表示に対応した「Kindle Scribe Colorsoft」をラインアップに加えた。2025年内に米国で発売し、2026年初頭には英国とドイツにも展開する。日本での展開は現時点でアナウンスされていない。
新しいKindle Scribeは厚さ約5.4mm、重さ約400gと、2024年発売の従来モデル(厚さ約5.8mm、重さ約433g)と比べて薄型軽量化を実現した。
ディスプレイは非光沢の11型で、ベゼル幅は左右均等になり、タブレットとして、より自然な外観になった。ペンによる書き込みやページめくりの速度は約40%向上したという。構造を再設計することで、ペン先と描画の視差を抑えることで、ページに直接書き込んでいるような感覚を実現するとしている。
ペンは充電不要で、本体に装着できる。
価格はフロントライトありモデルが499.99ドルから。2026年初頭にはフロントライトなしモデルを429.99ドルで発売する予定だ。
カラー表示対応の「Kindle Scribe Colorsoft」
Kindle Scribe Colorsoftは、Scribeシリーズ初となるカラーモデルで、独自の「Colorsoftディスプレイ技術」を採用している。10色のペンと5色のハイライトを利用でき、高速で滑らかなカラー筆記体験を提供するという。価格は629.99ドルから。
作成したノートはAIで要約、Google ドライブやOneDriveとも連携
ソフトウェア面も進化している。ホーム画面にはクイックノート機能が配置され、すぐにメモを取れる。
Google ドライブとMicrosoft OneDriveとの連携に対応し、ドキュメントのインポートやPDFのエクスポートに対応する。さらにMicrosoft OneNoteとも連携できるという。
Kindle Scribeシリーズで作成したノートブックは、検索時に要約を表示できる。さらに自然言語による質問でさらなる検索を掘り下げられるという。
2026年初頭にはKindle ScribeシリーズからAlexa+にメモや文章を送信し、内容について会話できるようになる。
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