メッシュWi-Fiルーター「eero」にWi-Fi 7対応エントリー/ミドルレンジモデル登場 既存モデルは値下げ
Amazon.com傘下のeero(イーロ)が手掛けるメッシュ無線LANルーターに新モデルが登場する。最新のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)規格対応モデルをエントリー/ミドルレンジにも投入することで、バリエーションを拡大する。
アマゾンジャパン(Amazon)は6月10日、eero(イーロ)製メッシュ無線LAN(Wi-Fi)ルーターの新モデル「eero 7」「eero Pro 7」を発表した。現時点ではAmazon.co.jp限定での取り扱いで、6月25日に発売される。販売価格は以下の通りだ。
- eero 7
- 単品:1万9800円
- 2台セット:3万4800円
- 3台セット:4万9800円
- eero Pro 7
- 単品:4万4800円
- 2台セット:7万5800円
- 3台セット:9万9800円
また同社は同日から、eeroブランドのメッシュ無線LANルーターの既存モデルについて、Amazon.co.jpにおける販売価格を改定した。いずれも値下げで、新しい販売価格は以下の通りとなる。
- eero 6+
- 単品:1万5800円
- 2台セット:2万7800円
- 3台セット:3万9800円
- eero Pro 6E
- 単品:3万4800円
- 2台セット:5万8800円
- 3台セット:7万9800円
- eero Max 7
- 単品:8万9800円
なお、上記モデルの同日以降の出荷分とeero 7/eero Pro 7については、出荷時からIPoEに対応したファームウェアを搭載しており、MAP-E/DS-Lite方式を採用するIPv6インターネット接続サービスに直接接続可能だ(既存出荷分については2025年夏に配信するファームウェアで対応予定)。
eero 7の概要
eero 7は、eeroのWi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応エントリーモデルとして投入される。無線LANの対応周波数帯を2.4GHz帯と5GHz帯に絞り込みつつ、2.5GBASE-T(2.5Gbps)対応有線WAN/LANポート(自動切り替え、以下同)を装備することで「手頃な価格」を実現しつつ、「Wi-Fi 7の恩恵」も得やすくしたという。
最大通信速度(理論値、以下同)は、無線LAN(Wi-Fi 7利用時)が1.8Gbps、有線WAN/LANが2.3Gbpsとなる。無線LANのカバー面積は1台当たり最大190m2だ。
エントリーモデルだが、Matter/Thread/Zigbee規格のホームIoTデバイスのハブとして利用することもできることも強みである。
eero Pro 7の概要
eero Pro 7は、eeroのWi-Fi 7対応ミドルレンジモデルとして投入される。従来のミドルレンジモデルである「eero Pro 6E」と比べてルーターとしての基本スペックも向上しており「1人で多数のネットワークデバイスを使っている」あるいは「複数人で同時に高ビットレートの通信を行う」環境に最適としている。
無線LANの対応周波数帯は2.4GHz/5GHz/6GHz(トライバンド)で、最大通信速度(Wi-Fi 7利用時)は3.9Gbps、カバー面積は1台当たり最大190m2だ。有線WAN/LANの最大通信速度は5Gbps(5GBASE-T)で、デバイスの最大同時台数は無線/有線合算で1台当たり200台程度となる。
本製品も、Matter/Thread/Zigbee規格のホームIoTデバイスのハブとして利用できる。
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