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創業65周年を迎えるPFUの強みとは? 「ScanSnap」「fi」シリーズに息づくこだわりのモノ作り短期集中連載 その2(2/4 ページ)

スキャナー製品を世界中で展開しているPFUだが、各シリーズに息づくこだわりのモノ作りについて見ていこう。

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細かい設定をしなくても快適に使える「RICOH fi-8950」

 PFUは、現在も幅広い製品ラインアップをそろえ、イメージスキャナー事業を展開している。

ScanSnapシリーズによるパーソナル用途の提案の他、集中入力業務向け/分散入力業務向け/ネットワークスキャナー/窓口業務向け専用スキャナー/業務用普及モデルなど、約20モデルを用意する。


業務用イメージスキャナーの「RICOH fiシリーズ」

 集中入力業務向けでは、A3イメージスキャナーのフラッグシップモデル「RICOH fi-8950」が、PFUらしい特徴的な製品だといえる。A4サイズの書類であれば、1分間に150枚をスキャンし、表裏同時に300面をスキャンできる。

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 世界初の自動スキュー補正機能により、給紙する原稿の傾きを1枚ずつ自動的に補正し、紙が重ならないようにスピードを調整し、高精度センサーで紙詰まりを未然に防止する。高速にスキャンした原稿も飛び散らずにまとめることが可能だ。


フラッグシップモデルのA3イメージスキャナー「RICOH fi-8950」

 「大量の書類をスキャンする際にも、しっかりとそろえてセットするといった前裁きが不要で読み取ることができる。用紙をぐちゃぐちゃに置いても紙の向きを調整し、正しく高速に読み取ってくれる。一度に750枚までの書類をセット可能だ」という。

 また、ステーブル原稿の検知機能により、閉じられた原稿を誤ってセットしてしまっても、それを検知して、原稿へのダメージを抑制する。四隅のどの位置で閉じられていても、原稿にダメージをおよぼすことになく停止できるのも、PFUならではの防止機能だ。

 「署名された大切な契約文書を誤って閉じたままセットしても、書類にダメージを与える前にピタっと止める」とのことだ。


これだけバラバラに用紙を置いても、ちゃんと搬送してくれる

 高速でスキャンしても、飛び散らずに「フワッ」とまとめ、前裁きをしなくて「キュッ」と傾きを調整し、ステーブル検知によりって紙送りを「ピタッ」と止めて、原稿にダメージを与えずに済むのがPFUのスキャナーの特徴である。しかも、これらの機能がデフォルト設定となっており、使い始める際にも特別な設定は不要だ。


ステーブルを検知して、書類にダメージを与える前に停止する
「フワッ、キュッ、ピタッ」が特徴となる「RICOH fi-8950」

窓口業務に適した「RICOH fi-8190」

 分散入力業務向けのA4イメージスキャナーの「RICOH fi-8190」は窓口業務などにも適した製品で、1分間に90枚/両面で180面のスキャンを実現する。

 A4サイズの書類だけでなく、冊子や複写伝票、A3サイズの2つ折り原稿、プラスチックカードなどの読み取りも可能だ。また、スタッカーサポーターにより、スキャン後に散らばりがちな小さな原稿もきれいに整頓することもできる。


A4イメージスキャナーの「RICOH fi-8190」

スタッカーサポーターは、重さや摩擦係数など何度も試行錯誤を重ねた結果、実現したものだという

A4の書類と免許証を一緒にスキャンできる

同時に異なる書類、免許証をスキャンしても別々に管理できる

誤ってホチキス留めした原稿が挿入した際に、2個のマイクで「クシャ」という異常音を検知して停止し、原稿の破損を防止する。周波数で判断するため、口で「クシャ」といっても停止するわけではない
スタッカーサポーターにより、スキャンで散らばりがちな小さな原稿も、きれいに整頓してくれる

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