シースルーデザインが美しいNothingのヘッドフォン「Headphone (1)」を試す こだわりの部分はUIにあり(2/3 ページ)
Headphone(1)は見た目のインパクトだけではなく、実用性や音質にもこだわった製品となっているという。
物理操作にこだわったUI
操作関連は全て本体の右側に集約している。最近のイヤフォンやヘッドフォンではタッチセンサーによる操作が主流となっているが、Headphone(1)ではあえて物理キーによる操作を採用している。
タッチインタフェースにありがちな誤操作や複雑な操作を覚える必要がなく、直感的に使えることが採用の理由だ。物理キーも単なるボタンではなく、ローラーやパドルスイッチが採用されているのが面白い。
ローラーは、回転させて音量調整できる。押し込むことでメディアの再生/停止を行える。長押しするとANC(アクティブノイズキャンセリング)と外部音取り込みの切り替えになる。パドル操作は楽曲の曲送り/曲戻しに対応している。長押しすると早送り/早戻しになる。
表面にもボタンを搭載している。このボタンはショートカットとして機能し、Nothingスマートフォンと連携させている場合、最近使用したオーディオアプリやお気に入りアプリの起動に割り当てられる。
例えば、Nothing Phone(3)とペアリングしている場合、ボタン押下で音声メモを即座に録音でき、録音したメモはEssential Spaceで管理できる。
その他のAndroidやiOSデバイスと接続している場合は、GeminiやSiriといったスマートアシスタント機能の起動に割り当てられている。この機能は、Nothing Xアプリで変更も可能だ。
有線/無線に両対応
インタフェースも右側ユニットにあり、USB Type-Cポートの他、3.5mmジャックも搭載している。Bluetoothや有線接続でも利用できる。BluetoothはSBCとAAC、LDACをサポートしている。
ハイレゾワイヤレスの認証も受けており、対応するデバイスと組み合わせれば高音質なサウンドを楽しめる。iPhoneはLDACに対応していないが、最近は後付けでaptXやLDACが使えるアダプターも登場しているので、そういうものを活用するのもいいだろう。Headphone(1)のデザイン的には、Apple製品とも親和性が高そうだ。
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