イーロン・マスク氏がオープンソースのオンライン百科事典「Grokipedia」公開/Webポータルサイト「gooポータル」のサービス提供、11月25日で終了:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月26日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
OpenAIが公益企業(PBC)に移行しIPOを準備
OpenAIは10月28日、約1年にわたるカリフォルニア州とデラウェア州の司法当局との協議を経て、組織再編を完了したと発表した。
営利部門は、公益法人「OpenAI Group PBC」として運営され、非営利部門OpenAI Foundationが同社を支配しつつ、26%の株式を保有している。この株式価値は約1300億ドルに相当し、OpenAI Foundationはこれまでで最も資金豊富な慈善財団の一つとなるとしている。
同財団は医療分野での研究加速やAIレジリエンスの技術開発に資金を投じる計画で、OpenAIの使命である「AGIが全人類に利益をもたらす」ことの実現を目指す。
一方、ロイター通信は29日、OpenAIが2026年後半から2027年にかけて「最大1兆ドルの評価額でのIPOを準備中」と報じた。同社は証券規制当局への申請を2026年後半に行う可能性があり、最低でも600億ドルの資金調達を検討しているという。上場が実現すれば史上最大級のIPOとなる。
Googleが「NotebookLM」のアップデートを発表
Googleは10月29日、NotebookLM の大幅なアップデートを発表した。最新のGeminiモデルを活用したバックエンドの改善により、全プランで100万トークンのコンテキストウィンドウを利用可能にし、マルチターンチャットの記憶容量を6倍以上に拡大したという。テスト段階では、大量のソースを使用する応答でユーザー満足度が50%向上したとのこと。
新機能としては、NotebookLMが自動的に複数の角度からソースを探索し、より深い洞察を提供する。また、会話履歴が自動保存されるようになり、長期プロジェクトでもセッションを中断/再開できるようになる。
さらに、チャットのカスタマイズ機能が全てのユーザーで利用可能となった。特定の「目標」や「話し方」「役割」を設定でき、「博士課程の学生として分析」「マーケティング戦略家として行動計画を立案」「3つの異なる視点から分析」といった指示が可能になった。ゲームマスターとしてテキストベースのシミュレーションを実行するといった使い方も提案されている。
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