レビュー

1ドライブで大容量の30TB! 個人でも買えるNAS向けHDD「IronWolf Pro」を試す(1/2 ページ)

日本シーゲートのNAS向けHDD「IronWolf Pro」シリーズに属する「ST30000NT011」は、容量30TBの大容量モデルだ。NASだけでなくPCでの利用も想定してテストしてみた。

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 日本シーゲートのNAS向けHDD「IronWolf Pro」シリーズで、現時点で最大容量となるのは30TBモデルの「ST30000NT011」だ。同社では、AIモデルトレーニングを含む大規模データ処理に強い「Exos M」シリーズにも30TBの「ST30000NM004K」が発売済みだ。

 ついに1台で30TBという大容量が実現したわけで、みなさんは自宅にあるPCのストレージ容量はどの程度だろうか。我が家ではNASを使用しているが、1台の容量は16TBが最大で、その前に使っていたHDDは4TBだった。その4TBと30TBを比べると同じ大きさで容量が7.5倍となるモデルをチェックした。


日本シーゲートのIron Wolf Proシリーズで最大容量となる30TBモデル「ST30000NT011」

NAS向けのHDDで最大容量となる30TBモデル

 今回借用したST30000NT011は、インタフェースがSATA(6Gbps)で回転数は7200rpm、キャッシュは512MB、CMR記録方式を採用している。MTBFは250万時間、5年の保証と3年間のデータ復旧サービスが付いてくる。

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 本製品はマルチベイ/マルチユーザーの商用NASおよびエンタープライズ用NAS向けに設計されており、常時稼働/常時アクセスに対応できるタフな設計や、内蔵RVセンサーがマルチベイ環境での振動検知と制御に対応し、安定した性能を発揮する。ちなみに、IronWolf Proシリーズは2TBから30TBまで、ほぼ2TB刻みで多数のモデルが用意されている。

 30TBになったからといって、パッと見は従来モデルと変わらない。とはいえ、裏側の基板も最小限のサイズとなり、昔のHDDなどでは見られたデコボコが少ないのが分かる。コネクターはもちろんSATAだ。そして実測の重量は691g(公称値は約695g)だった。


裏面にある基板サイズもコンパクトで、凹凸が減っている

インタフェース部分のアップ

実測の重量は691gと、思ったよりも軽量だった

まずは自作PCに接続してテスト

 本来はNAS向けのモデルだが、内蔵HDDとしても使えるので自作デスクトップPCに接続して使ってみた。

 フォーマット直後の空き容量は27.2TBで、CrystalDiskInfo(ひよひよ氏作)ではSATA 6Gbps転送モードで動作しているのが分かる。


Windows 11でのフォーマット後の表示

CrystalDiskInfo 9.7.2の画面

 続いて、CrystalDiskMark(ひよひよ氏作)を使ってベンチマークテストを行った。16GiBと46GiBの結果だが、シーケンシャルのリードが毎秒283MB、シーケンシャルライトが毎秒284MB、ランダムだと4KQ32T1ではリードが毎秒2.93MB、ライトが毎秒3.02MBとなった。

 ランダムは言うまでもなくSSDが有利だが、HDDとしては十分高速なシーケンシャル速度が出ている。


CrystalDiskMark 9.0.1のテスト結果(16GiB)

CrystalDiskMark 9.0.1のテスト結果(64GiB)

 次にHD Tune Proを使用して全領域のリード速度をテストした。最大が毎秒286.5MB、最小で毎秒128.3MB だった。


HD Tune Proのテスト結果
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